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[同人] 【暗夜嘉年華|百鬼夜行】【宮三】青い刃(10月9日更新三)【完結】

【暗夜嘉年華|百鬼夜行】【宮三】青い刃(10月9日更新三)【完結】

白組11号
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Special thanks to 飛筝さん!!0 d. Y/ h% Y+ o% s- v

' S4 Z. C9 J! F) h1 @- I+ A! |# B寿受主义——爱就是给他全部!『青い刃 上』 原著∶gomafu 译文∶飞筝, o3 K4 Q. B0 Z3 k- g* y
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, N. T2 C/ ?5 n5 d寿受主义——爱就是给他全部![三河一向一揆]:1563年、一向宗の本證寺を中心とした三河三箇寺(三河国の三つの大寺院)と反家康勢力が手を組み、領主の松平元康(後の徳川家康)と半年に渡り戦った、家康三大危機の一つ。一説によれば、この戦は本證寺に侵入した無法者をある城主が捕縛したことが発端であるという。5 }  p3 n' H' X. k4 }1 q

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# D/ Y" h  j& Z' b9 E4 o: ^1 W寿受主义——爱就是给他全部! ぴしゃぴしゃと水しぶきをあげながら、三井は山道を駆け下りていた。3 ~% R2 K- R1 k* g
 夕餉の菜にと山菜を取りに出たのだが、アカザやカンゾウなどをいくらも取らぬうちに雨が降ってきた。幼い弟達の腹を満たすため多少の雨にくじけてはおられぬと、滑る斜面に足を取られながらも粘っていたのだが、いよいよ釣瓶をひっくり返したように雨が降り始め、斜面をすべりおちかけるわ、目はまともに開けられぬわで、これではとても仕事にならぬと山道を引き返してきたのだった。& i/ t# W$ J, O1 ]7 U
 着物も帯もぐしょぐしょに濡れそぼち、落ちてきた雨をただ下へ通すだけの通路に成り果てている。視界が悪いため、落ちていた石に足を取られてまともに尻餅をついた。もう、これで何度目か!三井は腹立ちまぎれに右手にあたった小石を掴んで投げ捨てた。全く、こんなところに転がっていやがって、手に刺さって痛てえじゃねえか!寿受主义——爱就是给他全部!% x4 p# {  n& r
 カツン、と投げ捨てた石が硬い物に当る音がして、三井は音がした方向に目をやった。一面に丈の高い草が生い茂ったその下に、二つの岩が突き出している。岩と岩の間には幾重にも絡まり合った蔓草が渡り、その下に、人が入れる程度の空間が出来ている。奥行きはある程度以上はあるようで、雨雲と木々に天を覆われたほの暗い山中では、突き当たりは見えなかった。寿受主义——爱就是给他全部!4 B* q0 q; |# r* W

, O4 c- b  p+ J" r4 V(この中なら、一時雨露を凌ぐことが出来るかもしれねえ)
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 三井は立ち上がり、背負い籠を下ろして、ごそごそと岩の間の空間に入った。岩の高さは三井の腰よりやや高いという程度で、中へ入るには背や膝を折り曲げねばならなかった。# U5 I& \& A% y& S+ _8 T

# x6 x9 e5 m4 U. W- i% jmicchi14.net「くっそ、狭めえなあ!」
) i) ~  G9 W/ X/ g4 |9 p+ r! Kmicchi14.net「悪かったね」, y' R- s, E9 T/ w
「うわっ!!」
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  N! `2 e! q' Y背中から岩の間にはいりつつ、思わずひとりごちた三井は、突然背後からした声に驚いた。振り返ると、穴の内部は意外に奥行きが広く、入り口以外は幾分天井も高くなっていた。その中に、一人の男が座っていて、ぎろりとこちらを睨んでいる。: r' h' x1 S- t/ W, ]4 Y

4 B- D7 P: Q* a5 X+ M$ R: Z! e7 }寿受主义——爱就是给他全部!「ずぶ濡れで人んちに入ってきといて、随分な言い様だな」9 S  |" u) r5 T8 [8 g
「え??ここ、お前んち?」
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再び驚いて周囲を見渡す三井に、男は険悪な目つきを更に悪くした。
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「つくづく失礼な人だなあ。そっちが勝手に入ってきたんだろ?気に入らないなら出てけよ」
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三井は慌てて男に謝った。7 ~' k- ?( U  e8 x7 }5 d$ }- m9 |

' a7 I  ]  F* ?% D. q8 U( \3 r8 V「ああ、すまねえ。こんなとこに家があるなんて思ってなかったからよ。ひでえ雨で参ってんだ。ちょいと、軒下を貸してくれよ」& i2 P5 P! c: u' c7 e
9 Y* t/ L" a; l) E  o: o
言い終えて、三井はくしゃみを二つして背中を襲った寒気に身震いをした。雨に体温を奪われたようだ。穴の奥の男が舌打ちをしたのが聞こえた。
) \! d3 g; l% Z4 a: B  K5 {
+ [/ \1 j" ^5 C「しょうがねえなあ。中に入んなよ。今火をおこすからさ」
* C) |* R' d4 Y: @. R寿受主义——爱就是给他全部!  i' P+ }/ q  w! P
口調から想像されるほど悪いやつではないようだ。三井は「悪いな」と言いながら、男の言葉に甘えて奥に入った。
3 w6 W% Y) n7 S' `6 ?9 g  qmicchi14.net 熾された火を隔てて改めて見れば、男は彫りの深い顔にぐるぐると巻いた毛髪を持つ幾分小柄な青年で、年の頃は三井と変らぬようだった。男は三井の腰のものを見、次いでボロボロの烏帽子が頭に引っかかっているのを見ると、傍にあった布を被ってさっと顔を隠した。
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「あ・・・・・・あんた、お武家さんだったのかい」
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- X6 Z: r/ H# Q* w9 X. B. D三井は男の反応に驚いて、腰の刀と落ちかけた烏帽子に気がつくと、照れたように笑った。: Z! j  B0 H3 o: }# J2 W) U; q2 S
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「あ・・・ああ、まあ・・・"元"ってとこかな。今じゃもう家も親もねえし、草鞋や馬草を売って暮らしてる。こいつは親父の形見なんで、未練たらしく持ち歩いてるだけだ。だからそうかしこまんなよ」
- G: G- ^/ S$ H3 C4 U寿受主义——爱就是给他全部!寿受主义——爱就是给他全部!' Q2 d6 ]" P) O& t6 \9 q' q3 V- P- W
男は小さく「そうかい?」と言うと、顔を覆っていた手を僅かに引き下げた。micchi14.net/ s+ m6 c# o# r0 a
 三井は周囲を見回した。どうやらここは、山の斜面をくりぬいた洞穴のようで、奥には男の粗末な生活用品が置かれていた。いくつかの土器、冬場に被っていたのだろう鹿の毛皮、いくつかある籠の一つには刈り取った苧麻が挿されていて、立てかけられた木の枝には細く縒られた麻糸が巻きつけられていた。寿受主义——爱就是给他全部!$ A$ ^0 R. @$ B1 L+ p7 d% h) }
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「お前、弦召そ(弓弦を作って売る賤民)か」4 z7 ~( r: s- j: ~
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三井が聞くと、男は細い眉をゆがめた。
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「ああ。まさかこんなところにお武家さんが来るなんて、思ってもみなかったもんで・・・・・・」寿受主义——爱就是给他全部!: N5 m# h  c+ H8 ~

7 V/ T$ ^& A$ R0 J' P' Y" smicchi14.net三井は慌てて手を顔の前で振った。( Z' R/ V; F2 x' o- d' i

, z" t$ }" q) A( O& E「いや、咎めてるわけじゃねえんだよ。ただ、神社もねえこんなところに弦召そなんて珍しいなと思っただけだ」; T: V% x  r6 s8 Y8 C; _; N7 M+ x
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男は布の中でくすりと笑ったようだった。
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「まあね。それこそ、訳ありのはぐれもんなんすよ」
  k  M6 l+ V4 @) t, m「そっか。そんじゃあお互い、訳ありのはぐれもん同士、仲良くしようぜ」
! z' O" |- Q% `) I0 q
$ _7 V2 n: i7 _$ g: n( Q5 a' x三井は男に向かって「にっ」と歯を見せて笑った。男もようやく被っていた布を外した。
# M/ Y, r# r! E- n寿受主义——爱就是给他全部!+ k' e2 E) c& i
「アンタ、変ってんね」micchi14.net8 p. l/ E  C7 T1 Z$ p
「そうか?自分じゃよくわかんねえけどな」
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$ a" F* A2 B" h+ X! V. E三井が首を傾げると、男は生意気そうな顔の口元を綻ばせた。笑う男は、存外に幼く見えた。& C0 X$ h6 `4 E, V) M' ~0 ]" }
 突然、草木を叩いていた雨の音がさあっと止まった。三井が入り口に目をやると、徐々に濃くなってゆく茜の色が目を焼いた。三井は背負い籠の中を覗いて言った。
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「畜生。やっと上がったと思ったら、もうこんな刻限か。もう一度菜を採りに、山に入るわけにもいかねえなあ」6 ~9 ]2 Y* Q+ U0 U% H& i0 S; u

) H; s+ K% g% I. \. L; zmicchi14.net頭を掻いてぼやく三井の前に、つい、と立派な瓜や豌豆の入った簀桶が差し出された。三井は驚いて、簀桶を差し出す男を見た。
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6 W, I% E) z  i" @6 ?0 R) M寿受主义——爱就是给他全部!「お武家さん、持っていきなよ。オレみたいなもんから施しを受けるのは嫌かもしんないけど、この山で採れたと思えば同じだろ?」' |7 t- c4 [8 ?
「その、お武家さんって言うのはやめろよ。今は違うっつってんだろ。つうか、いいのかよ。こんなに貰って」; j# d! `+ O7 C) \  g, ~
「いいよ。あんたの言った通り、こんなところに弦召そなんて珍しいからさ。それだけによく売れる。そこそこ実入りはあんのよ」
: P0 O3 X5 P/ e  g; Y4 @% e寿受主义——爱就是给他全部!「そ・・・・・・か。いや、有り難てえ。弟達が喜ぶぜ。この恩は必ず返すからよ」. @* }2 [/ G" x* `9 v. ^- m

' ?6 u9 T8 b8 @2 K1 g' F三井が軽く簀桶を掲げて頭を下げると、男は「んな、大げさだよ」とまた笑った。+ w% c0 m+ {1 w4 T9 x
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「俺は三井。三井寿ってんだ。ここの麓の吉良の町に住んでる」寿受主义——爱就是给他全部!4 Q1 Q* F4 Y' W
「オレはリョータ。吉良の町には、たまに弦売りに行くよ」
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! K, e4 G; O: o# e" v$ T三井は微笑んだ。( {& L9 q1 ~' F, @

* m3 l: ?- l. U8 Y. L# X6 O「そっか、なら、また会えるよな」寿受主义——爱就是给他全部!$ s( P6 \9 k3 q' ]( |  l! [
「多分ね」
) N! c+ `0 t2 r2 t寿受主义——爱就是给他全部!# o  ^0 ]  C" c9 N
三井は簀桶の中身を背負い籠に入れ、空の簀桶をリョータに手渡した。ずぶ濡れだった着物も、焚き火の熱でほぼ乾いている。三井はごそごそと穴の外へ出た。振り返ると、リョータも後について出てきていた。
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「いろいろありがとな」
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) A$ ^: L' a* r; N2 f; c三井が言うと、リョータは浅黒い肌を夕焼けに照らして、瞼に半ば隠した茶色がかった瞳で三井を見上げた。
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* b, D5 f- z: s1 h「うん。じゃあね」micchi14.net- P5 Q- K! h0 a$ G4 R8 Q

; Y: o$ F# Q5 i# Q三井は片手を挙げて、山を降りた。二人とも、なぜかこの時のお互いが胸に焼き付いて離れなかった。5 d$ _9 l( d0 e/ n$ G' B) R+ E
micchi14.net5 m' q$ _9 G7 g. @' Q
 三井は、リョータと出逢った三ヶ根山を下りきったところにある吉良の町外れに住んでいた。板敷きがされているため辛うじて厩ではないと分かるような小さなボロ家で、戸板もところどころ磨り減って割れている有様だった。三井はここに、二人のまだ幼い弟と住んでいた。* e0 r& k) p$ d; `# p
 リョータに言った通り、五年前まではとある国の土豪に仕える武士の子だったが、今ではこの町で草鞋や馬草を商っている。しかし、こんな草だらけの山間の町で、馬草がそうそう売れるはずもなく、まして昨日今日覚えた者が編む不恰好な草鞋など売れるほうが稀で、自然、暮らし向きは苦しく、食べ盛りの二人の弟の胃袋を満たす物を求めて、日々奔走していた。
, g0 ?% p, s/ t: Q* W寿受主义——爱就是给他全部! そんな暮らしをしているのに、何故まだ刀を差し烏帽子を被っているのかといえば、それが父親の形見だからでもあるが、弟達をいずれどうにかしてまともな職に就けてやりたいと思っているので、乞食に近いような暮らしをしつつも品格を落とさぬため、いわば見栄で身に着けているのだった。
5 \2 \# p" k! M- ]% l' ~# {- \寿受主义——爱就是给他全部! 
7 m9 N7 }" A& ^. l4 G$ p& l リョータと出逢って二週間が過ぎた。三井はこの間、全くこの町から出ていないのだが、リョータらしき姿はちらとも見かけなかった。「実入りはある」と言っていたが、弓弦を売らぬことには見入りも何もないだろう。だが、この町はリョータのいる山から最も近い町であるにも関わらず、弦を売る呼び声を聞くことはなかった。7 Y7 a# I& U+ r$ }, |7 S
 三井はといえば、リョータからもらった瓜や豌豆は疾うに食べつくしてしまい、三井が採った僅かな山菜もあっという間に尽きてしまった。日々、刈りに行っては売る馬草もなかなか売れず、最後にはただ同然で投げ売りしてしまうので、また食うに困る日々が続いていた。寿受主义——爱就是给他全部!! y5 K" U5 z" t5 L$ @$ K
 さらには三日ばかり雨が降り続き、思うように馬草も刈りに出られなかった。米櫃の米すら尽きかけて、さてどうしようかと三井は考えあぐね、ひょっとしたらあのリョータは山の菜や魚を採って暮らしているから、弦を売らずとも食べるには困らないのではないだろうかと思った時、弟達の声が聞こえた。micchi14.net; |6 G. r/ v3 @$ c
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「にいさま、おなかすいた」
# l  L( V0 C1 ]8 G; h「こら、富王丸。兄上を困らせるんじゃない」  x+ j6 Z; b. D% d2 X; b
「う・・・・・・」
$ H! p) q( L9 P. O' A. A寿受主义——爱就是给他全部!+ `6 N: J$ [9 M& @
自らもすき腹を抱えているだろうに、弟を窘める次男と、それ以上の駄々をこねることのない末弟がいじらしく、三井は膝を叩いて立ち上がった。
' N  m7 I1 S5 ~/ E2 Q3 c% e寿受主义——爱就是给他全部!; J6 ^- z* [( [* @. ]" S& p5 ^; |
「よし、兄ちゃんは今から山に行って山菜を採って来る。夕餉までにはたんまり採って戻るから、お前達、いい子にして待ってるんだぞ」# K: S# x2 R" E6 i! R
「はい」+ i+ E5 P" Z9 i2 t, f, \
「にいさま、塩もみの瓜がたべたい!」
" e6 q; C3 ]9 Z0 Z「ははは、瓜があるかどうかは分からないが、きっと、うまいもの沢山採ってくるからな」7 k% @. ?- ~1 e: [
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余程、リョータから貰った瓜がうまかったのだろう、期待に目を輝かせる弟達に手を振って、三井はまだ小雨の振る中、三ヶ根山へと入っていった。
" n2 S7 L, N0 l1 k. Y2 N4 c' @0 Omicchi14.net
5 Z4 E5 a% q: f/ \- V寿受主义——爱就是给他全部!☆                    ☆: T9 G$ p) L6 }! b: J! I! x1 E  W

2 x9 j% R: D. A 穴の入り口でぷるぷると水を払う音がした。寝転がっていたリョータが目を開けると、洞穴の入り口からタヌキの瞳が一対、こちらを向いて光っていた。リョータは眠そうな目でしばらくタヌキを見つけていたが、やがて頭の下の指を組み直して溜息を吐いた。
- G9 V' r3 t  g3 M- l8 n( s寿受主义——爱就是给他全部!
9 W' L. o) L+ l' b% s「そっちは足場が悪いのに・・・・・・」
/ Z/ I8 S, y6 l寿受主义——爱就是给他全部!
" k4 _6 a! y9 \7 P/ c+ Sその言葉に同意するように、タヌキは入り口の軒下に座りなおし、心配そうに外を見つめた。
9 B1 }$ A: E1 m4 I5 E寿受主义——爱就是给他全部!" o+ t* [6 P8 f: S
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 三井は、前に来た時とは別の方角へ向かっていた。前回の時は見なかった細い獣道をかき分けて見たら、アカザやスベリヒユが群生していて、それをわしわしとむしり採りながら、山の奥へと向かっていたのだった。/ c7 e; Z# a! L: g5 w
 ふと見ると、少し離れたところに大量の葛が生えていた。これは是非にも根を取っていこうと、三井はそちらへ歩み寄った。葛の近くに行くと、足元がぬかるんで、するすると滑りやすくなっていた。これでは踏ん張りが聞かないと思った三井は、右手にあった大き目の石の上に右足をかけて葛の根元を思い切り引っ張った。micchi14.net" s+ b; I1 q% F3 _+ c& s' N3 i
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「うわああああああああ!!」
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3 [7 S' `( i7 y1 R' K. g鬱蒼と茂った山の夏草に阻まれて全く見えなかったが、石の下には地面がなく、ちょっとした崖になっていた。足を踏み込んだ弾みで石が滑り落ち、三井の右足は宙に浮いた。慌てて左足を踏み込んだが水を多く含んだ土はするりと滑って、いびつに歪んだ形のまま、三井は一間半ほどの崖を転がり落ちた。
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  \  k2 ]$ X2 ^+ D  Y1 {「いっ、いてててててて・・・・・・」micchi14.net5 G. V- l( M% d: M* X2 ]

# m4 O$ X3 n( q% w' B! M  n# a0 U寿受主义——爱就是给他全部!体のあちこちを擦りながら三井は起き上がった。落ちたはずみでその辺の物を掴んだらしく、腕には蔓草が幾重にも巻きつき、滑り落ちてきた崖は草が剥がれて泥土が剥き出しになっている。三井は溜息を吐きながら、腕に絡んだ草を払い落として斜面を見上げた。micchi14.net+ P9 I* Z( d4 R  A8 g
 上までの高さは一間半。足場は悪いが、長身で手足の長い三井ならなんとか上がれないこともないだろう。三井はとりあえず立ち上がろうとした。: J) r9 @4 S2 W- z7 d

" x* A- b* s0 [micchi14.net「いいっっ!!」
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足を踏みしめた途端、左の足首に激痛が走り、三井は再び倒れこんでしまった。どうやら変に捻れた形で落下したため、足を挫いてしまったようだ。三井は足首を押さえたまま途方に暮れた。- e! h) K; B" W, s: e. W
" O. ?1 l0 N; S8 g) k1 M! w- S/ ]
「何やってんすかアンタは。まったく」
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3 z. v; e: Q1 R8 b  y  L& k突然、崖の上から声が降ってきた。三井が驚いて見上げると、生意気そうな半開きの瞳が雨のなかでこちらを見下ろしていた。$ R  w; K0 K+ ^7 M3 ~( y
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「リョータ!お前なんでここに?」
7 L* {- ~, Z/ j: zmicchi14.net2 o6 J8 \+ U4 r
思わず三井がそういうと、リョータは眠そうな目の上の眉を歪めた。
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「そりゃこっちの台詞っすよ。まったく、なんで雨降ってんのに山に入ってくるかね。ちょっと待ってなよ」
$ p% e( ?$ {1 |* m' S5 {: r寿受主义——爱就是给他全部!$ ^! ~8 ^1 ^& I, S
相変わらずぶつぶつと文句を垂ながらも世話を焼いてくれるようだ。三井は頬をほころばせて大人しく待っていた。しばらくすると、頑丈そうな蔦を編みこんだ綱が落ちてきた。6 n% a9 r0 }% w

* @8 g) Z+ t* U' o% `「そいつを腰にしっかり巻きつけな。縛り終わったらオレが引き上げるから」
$ m) w( {( X) @$ g, d8 C「わかった。すまねえな」
, a5 x) g5 `+ U8 k+ a7 b
6 d4 d4 B3 ^( c' B! }三井は十分な長さのある綱の端を腰に巻き、しっかりと縛った。5 O" X5 N$ Q, L2 M9 {* g8 A
( F1 W3 k% l- Q9 M+ `/ k! x' L' M$ J" ?
「縛ったぜ」
1 E# i: s! `: ]7 v0 V「じゃ、いくよ」" P4 F# ?$ Q/ Q! ]
寿受主义——爱就是给他全部!! f; m+ E+ X% c$ }4 G* O% O
リョータは、うんうんと綱を引き、三井をどうにか崖の上まで引き上げた。0 N- F7 Y6 Q  W% _# G

# `) h* N; q) O0 c! v! ~1 Y「わりいな。また世話かけちまって」
) ^& \, G0 c1 ?8 i! W5 m4 v「ホントだよ」
- }$ F, J' p( H% G2 s- F+ a( Y* x寿受主义——爱就是给他全部!# U. u6 n8 @0 N
リョータは荒い息を吐きながら悪態を吐いたが、三井の左足がはれ上がっているのを見ると、脇の森の中へ入っていき、程なく何やらを手に持って帰ってきた。見ればどこから取ってきたのか韮と生姜のようで、傍にあった木の枝と石でそれらをとんとんと潰すと三井が首に巻いていた手拭いを奪い取って塗りつけ、草履のとれた足に湿布を施した。寿受主义——爱就是给他全部!- F# z) b1 y+ \0 r- q) f* @, z0 R
/ `/ q# E7 A) k, q2 U; S$ l
「しばらくそこでじっとしてなよ。すこし腫れが引いたら送ってくからさ。さすがにアンタ背負って山を降りる自信は、オレにもないからね」
% c- g( U7 r3 ~9 g8 x# jmicchi14.net「わりいな。ほんと」- L6 U2 f& @% V! T3 `
micchi14.net4 B$ T7 w( h( H6 `
三井は力なく言って溜息を吐いた。" i9 u1 P' {( Q- v4 D; t6 q" O
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「あーあ。情けねえなあ。この何年か、弟達の親代わりにならなきゃと思って踏ん張ってきたけど、まともに稼ぐことさえ覚束ねえ。食うもんがなくて山に菜を摘みに入ればこのザマだ」" N) c* N8 K# L) C5 D
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リョータは綱を縛り付けていたクヌギの木にもたれながら聞いていたが、やがてだるそうに口を開いた。
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* m* f4 @% ]) e「それでも何年も兄弟の生活を支えてきたんでしょ。まともに稼げねえってこともないでしょうが」寿受主义——爱就是给他全部!! H) x7 z: `7 t+ m7 s# s
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三井は苦く笑った。: a2 d; G. S( C# M3 J: l2 g7 c5 O

5 w1 G- _- @. ~0 k/ I$ w! j6 ~micchi14.net「今まではさ、実家から持ち出した金を工面しながらどうにかやってきたのさ。その金が尽きて、たちまち困窮してるってわけだ」
, S! |' e, X. ^9 @4 @' d寿受主义——爱就是给他全部!「ご実家へは戻らねえんすか?」& [/ n' D7 G: F+ m
「言ったろ?もう家がねえんだよ。お取り潰しさ」
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; n. p5 Y* I! A/ p, yリョータは少し驚いた。こんな素直にも程があるような明るい人物の一家で、家ごと取り潰されるような何が起こったのだろうか?! Y$ v! N9 F5 r! q6 W3 _
 三井はリョータの見つめる前で、脇に置いていた刀を持ち上げ、鯉口を切って半尺ほど刀身を引き出した。/ ]1 q6 U) L* f! \
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「ほんとにまあ、先祖どころか親にも合わせる顔がないぜ」* E* _7 H- o# e9 i' A2 ~

+ n1 q% U3 H. B1 f" N$ A三井が見ている刀の刃先を、リョータは真剣に見つめていた。寿受主义——爱就是给他全部!- z* m8 N1 y* Z' t) R9 X7 D
 
: Z6 d+ d, n  j- v. b「随分人を切ってるね、その刀。刀身にべっとりと血が巻いちまってる。そのままじゃ、もういくらも切れないでしょ」寿受主义——爱就是给他全部!. q$ M8 q3 q  f' K) I+ D
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リョータの視線を遮るように、三井がぱちんと音を立てて鞘を閉じた。
, x/ C3 l! o- n. O6 G) _) wmicchi14.net寿受主义——爱就是给他全部!( p2 ^. F9 ~0 A1 y2 e
「おめえ、タダの弦召そじゃねえな」1 n9 Z; n/ A% ^+ {" v  o
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リョータは言われてはっとしたようだ。険しく細まった三井の目を見て、バツが悪そうに慌てて言った。
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「ああ、まあ、だからはぐれもんなんだって。でも、俺は刀を持ったことはないし、人を斬ったこともないよ。ほんとだよ」
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+ h5 U$ F2 ]( Zmicchi14.net三井は慌てるリョータを見て、なんだか気の毒になって眼光を緩めた。二度も助けて貰っておきながら、疑うのも失礼な話だし、なによりこの男が自分達に対して害意を持っているとは思えない。3 y* h: _- l: C# d9 W
 リョータは三井が警戒を解いたのを見て取ったのか、立ち上がって言った。+ u/ w3 {/ u: ?5 X7 b
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「そろそろ、送るよ。立てるかい?」( n3 o$ p5 p) Q  m2 O- q
  O' ^4 q2 }; |7 }6 ~( G: c
三井は刀を支えに立ち上がり、下ろしていた背負い籠の中を覗いてがっくりと肩を落とした。たんまり採っていたはずのアカザやスベリヒユが、殆ど残っていない。崖に放り出されたときに、落ちたのだろう。寿受主义——爱就是给他全部!+ J9 q3 ^" H* i4 S* V
 リョータの目が呆れたようにすぼまった。寿受主义——爱就是给他全部!2 H1 j- ^2 Y1 b, @# ^; o/ H

1 t1 e$ n+ q3 G/ p「ホント、世話の焼ける人だなあ」. ]. g3 u7 P$ f' L
micchi14.net* ~9 r# |) @& K2 W. j( T2 m9 A: F
リョータは舌打ちをすると、また雑木林の中へ入っていった。そして程なく、韮や蕗、舞茸にイワナまでを一抱えも持って来た。9 S6 u+ e' O8 D& N; F+ u# r7 V
そしてぽいぽいと三井の背負い籠に放り込み、自らが背負った。
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* k. |4 o3 b: t「どうしたんだよ!それ」
0 [. Y8 [$ o- |& u8 d7 smicchi14.net1 \+ n, d' T% U; |8 p1 K& H
目を丸くする三井に、リョータは片目を閉じて人差し指を口元に当てた。
5 J* ~! U  e7 r% K- ]寿受主义——爱就是给他全部!, O6 d% a& g; f2 Y) [. R' t- d- G
「ま、それはオレの秘密っすよ」
/ t; V- c% K# D; Y3 I6 h& y, Imicchi14.net! K; @  j# Z) |" Q/ w
「それは」と言うが、どうにもリョータの周囲は秘密だらけのようだ。三井は呆れたように言った。micchi14.net, v" B1 U3 r' L$ q. }" V
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「ほんと、不思議なヤツだなあ。お前」
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リョータは笑うと、三井の左脇に体を入れて支えとなり、濡れた山道をすいすいと下って行った。, j4 w) B  O5 N- e
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TBC
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我要事先声明,其实gomafu姑娘很早就写完了,是此次活动最早的完结文,只是因为我翻译进度的迟滞,所以到今天才能发出来。真的是很抱歉
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那么,首先是关于这篇文的相关历史背景——

6 _" p. h+ o! v; ?4 k- Z6 z寿受主义——爱就是给他全部!' J  @0 y0 o% @' ~/ y: w8 E* X" m2 \
【三河一向一揆】:三河地区的一向宗(日本佛教新宗派净土真宗的别称)暴动。1563年,以一向宗本证寺为中心的三河三寺(即三河国的三大寺院)与反家康的势力联手,和领主松平元康(即以后的德川家康)之间展开了一场长达半年的战争,这场暴动后来和伊贺危机、三方原之战被并称为家康三大危机。还有种说法是,这场战争是由于某位城主抓捕闯进本证寺的犯法者而肇端的。
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9 n- [7 Z) g! i. G) I4 v+ rmicchi14.net======================正文分割线=====================micchi14.net/ x7 R! \, k' z

; A, m4 n( m' G: h4 h, A0 F; [
2 ?' i7 W2 ]( k青刃(一)
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% ^  X" C0 Q$ L& F. ^: }  h唏哩哗啦地踩着水花四溅,三井在山道上往下飞跑。  l! B0 b# s5 P0 a3 {0 l) U- e6 o
他出门来摘山里的野菜做晚饭,可是还没等采到多少灰菜和萱草,雨就下起来了。家里有年幼的弟弟们等着吃饭,可不能淋这么点雨就打退堂鼓,于是奋力在湿滑的坡地上深一脚浅一脚地前行。micchi14.net) ~' \3 H1 B" a8 c5 ^
然而雨势渐渐地大了,如同倒翻了水桶般地倾泻下来,脚踩在山路上一个劲儿地打滑,连眼睛都睁不开来。
" [6 f" l: s0 W8 O瞧这阵势是什么都干不成了,只好沿着山路半道返回。' c8 \* p7 v, r
衣服和腰带都被淋得湿透,再也吸不进更多的水,哗哗落下的雨便只能顺着衣服滚坠下去。由于视野太窄的缘故,他的脚踩上了掉在路上的小石块,一屁股坐倒在地。
/ ~; e  e- {" v! x# A可恶,这都第几次了!
( r2 J; `1 e8 k7 I: V三井气不打一处来地抓起右手边的小石头扔了出去。真是的,摔倒在这种地方,戳到手上会很痛的好吧!2 G( z7 s3 K# T5 n
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咚!扔出去的石头发出了撞在什么硬物上的声音,三井顺着声音的方向望去。那一边杂草茂盛,长得足有一丈来高,草下有两块岩石突了出来,岩石和岩石之间有蔓草密密地交织在一起,当中有着一块可以钻个人进去的空地。再往里去似乎还能更深,但在这雨云压顶、树木遮天的昏暗山中,着实看不见前方的尽头。" B0 E) h: e( B9 [; t' s( z4 ~
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(躲去那里面的话,说不定可以避一时风雨)7 M+ x9 r) w+ j) _1 H, D3 U
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三井站起身,放下背篓,紧贴着石壁钻进岩下的空隙。岩石只比三井的腰高出少许,所以要钻进去就非得弓腰屈膝才行。$ A8 C* G& s0 U; {  W

7 J& Z' X) M( x“可恶,好挤啊!”% O" T$ e- p1 o, j+ `1 ~3 ?& `
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“真是对不住呢。”
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8 r& \3 w' _+ M( ]9 f% d7 F“呜哇!”1 F% q4 p2 W3 D$ @: Q
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脊背紧贴着岩石往里爬、不自觉地嘟囔起来的三井听到身后突然响起的声音,吓了一跳扭头去看,原来洞穴的里面竟然意外地宽敞,过了入口的地方,头顶的空间也逐渐高阔起来。此刻,一名男子就坐在洞里,目光锐利地盯着他:
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$ A" n: G& K7 A; K“浑身湿哒哒地跑到别人家里,说话还真是不客气。”micchi14.net6 s7 S- Y- ?2 |

6 @! h1 \6 m6 j; K# F) S2 A“诶?这里是你家?”6 Y2 ?$ y6 D' T5 N+ H% c

# U& r/ [4 o6 ?. P& Q% ?4 d看着再次吃了一惊环视着四周的三井,男人阴沉的目光更加沉下去:“真是太没礼貌了。明明就是你自己闯进来的吧,看不上眼就出去啦!”
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4 \' G' R/ y) P- J; Q9 r三井慌忙向男人道歉:“啊啊,对不住,我只是没想到这种地方会有人家啦。这雨下得太大,抱歉让我在你房檐下躲躲吧。”
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1 o) L* y4 ]0 ~6 G5 Kmicchi14.net话才说完,三井就打了两个喷嚏,背上传来的寒气让他浑身发着抖。雨水把体温都夺走了。洞里的男人不耐烦地啧了一声:“真是没办法啊。到里面来吧,我现在就生火啦。”micchi14.net% B2 l% B& e  y5 _
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看来这人并不像他语气中表现出来的那么不友好。三井说句“打扰了”,就遵照他的话进到了洞里。micchi14.net" w* g$ ]& T  G' R1 [6 ?$ @- t
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隔着跳动的火焰再认真看下,男人的五官轮廓深刻,是个有着一头卷发的小个子青年。年纪似乎和三井差不多。他看了看三井腰间的物事,随即又看到三井头上挂着的已经破烂不堪的黑漆帽,立刻披上放在旁边的布,唰的一下蒙起了脸:
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9 N5 a1 x/ L* j$ i$ X6 Fmicchi14.net“你……你是武士的子弟?”
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三井吃惊于男人的反应,然后意识到自己的腰刀和几乎就要掉下来的黑漆帽,有些不好意思地笑了起来:“嗯,是啊……不过……该说是‘曾经’吧。现在已经没有家了,也没有父母,靠着卖草鞋和马料过活。这些是父亲的遗物,很舍不得丢掉所以一直都带在身边而已。所以用不着那么介意啦。”micchi14.net) M% x; \# f1 F) h, B4 j7 B

, _. s4 n: M$ d  _寿受主义——爱就是给他全部!男人轻轻地答了一句“是吗”,蒙住面孔的手稍微放下来一点。
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三井环顾着四周。看起来,这是在山的斜坡下面挖出来的洞,里面放着一些粗糙的男人的生活用品:几件陶土家什,应该是冬天披盖的鹿皮,好几个笼子,其中一只里插着割下来的苎麻,竖起来放的木枝上卷着搓细了的麻丝。
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( o; q; S( q/ |5 I% U. H3 T0 @' w7 l寿受主义——爱就是给他全部!“你——是弦召?”【作者原注:“弦召そ”,是制作、贩卖弓弦的贱民】
! J2 Q, l' k, h! C寿受主义——爱就是给他全部!. G& v/ |. d" ]. ?5 g$ q
对于三井的发问,男人扭歪了细细的眉:“是啊,这种贱地,居然会有武士大人驾临,真是做梦都没想到呢。”寿受主义——爱就是给他全部!& ^+ y9 |$ ]+ x* o! H; E( g* P3 S+ }( v

& T! K9 G7 b: n- P三井急忙摇手:“不不,我没有那个意思啦,只是觉得这里连神社都没有,可是竟然有弦召,实在有点稀奇。”
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" l6 p3 S, I9 d8 ]2 ?% Z" t6 W男人似乎在布团里嗤地笑了:“这个嘛,我因为某种原因被人群放逐了啊。”
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2 X) _. l' J6 n; x0 s( D- R2 |, R) n“是吗。那么彼此彼此,我们也算同类了,做朋友吧。”8 Z" }* L5 E) ^. c. ?) R

# }6 E2 C. U3 k1 i$ ~0 p, @+ l寿受主义——爱就是给他全部!三井露出牙齿,向着男人嘿嘿地一笑。7 T1 Q+ Q) ^, Y2 {, W, \4 t, R( \

, M8 \+ p0 `/ ?男人终于拉掉了蒙着脸的布:“你这人,真是奇怪啊。”1 ~5 o6 h2 t' K+ H3 e2 L5 n
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“是吗?我自己倒不太清楚咧。”
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, c; i" e! A3 Q1 u+ C% d# Z三井不解地歪歪脑袋,男人不逊的脸上,嘴角绽开一个笑意。笑起来的他,看上去意外地年轻。
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5 i6 a* Z* s* s2 c9 O2 y, X3 J突然,原本冲刷着草叶的雨声一下子停了。三井望向入口,逐渐浓重起来的夕阳的暗红色映入眼帘。micchi14.net$ s3 \* B- W- `3 y
寿受主义——爱就是给他全部!; t, G9 L9 L/ I* {! R/ x
“可恶!”三井看了看背篓里的东西,说道,“好不容易爬上来,居然已经这时候了!要再去采野菜的话也不能进山了啊。”: g% W: {4 O& h1 E  H7 L

+ ]; Y- I1 ]) {2 N; ^8 o3 S; I. R挠头不已的三井面前,嗵的一下,出现了一个装着圆滚滚的瓜和嫩生生的豌豆的竹桶。三井吃惊地看着拿出竹桶的男人。
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“这个拿去啦,武士家的。虽然你可能讨厌接受我这种人的施舍,不过就当是山上采的好了,没啥区别吧?”  T% h8 D# |* L9 [
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“那什么,不要叫我武士家的啦。都说了现在已经不是了。不过真的可以吗,我真能收下这些?”# e9 Y9 a7 O; C( e; g8 Z8 h

. t4 s, _& {; `. S4 w1 B8 p“可以啊。就像你刚才说的,这种地方很少有弦召,所以生意很不错的,我赚得动啦。”micchi14.net! p' }) ~: e+ h% n
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“这样啊……嗯,真是多谢了!弟弟们肯定高兴。这份恩情我一定会报答的。”
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& q& M$ M& p5 \5 Y5 `! [3 u三井轻轻地拿起竹桶低下头去,男人又笑起来:“什么啊,太夸张了!”micchi14.net( b2 a4 a0 I+ ?9 p

* }( ^' D3 X+ u8 Hmicchi14.net“我叫三井,三井寿。住在这边山脚下的吉良町。”$ R" w" N+ q! \0 t6 ~' \3 h3 \1 H( T

& A, A8 `( G  B' \7 G9 a1 ymicchi14.net“我叫良太。吉良町那边,偶尔会过去卖弓弦。”寿受主义——爱就是给他全部!( ?" G( E( f  h4 u

: A: k' z4 J5 I/ [  }7 \三井微笑:“是吗,那么还会再见面的吧。”寿受主义——爱就是给他全部!" d) L! t2 e! l- i% Y/ F! N5 a
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“大概吧。”
5 d2 n# v2 a4 \寿受主义——爱就是给他全部!
# G$ M: E) L& z9 I# Q三井把竹桶里的东西装进背篓,空的桶还给良太。之前湿透的衣服在火堆边差不多已经烤干了。他挤啊挤地爬到洞外,回头一看,良太也跟着出来了。
; o" E% ]9 E2 _' ~. Lmicchi14.netmicchi14.net* Z" Q+ W! T  y* f1 j' i1 H3 E
“多谢你啦。”三井说道。
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夕阳照着良太浅黑色的肌肤,他抬头望向三井,半藏在眼皮下的眸子带着点茶色:寿受主义——爱就是给他全部!/ p% d7 c. P& u6 \' ?) p4 j/ O6 J
“嗯,再见啦。”寿受主义——爱就是给他全部!& v! s' Y5 J, h7 H" ?
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三井举起一只手挥别,下了山。: }1 b4 y! Z; U4 y- Y

' L6 K: T/ L  y$ z5 ~5 ]8 ]寿受主义——爱就是给他全部!不知何故,两人都深深地记住了这一刻的对方,无法忘却。
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& K3 _$ w8 Y& M+ ^, h& q* d, e9 E三井和良太相遇的地方是三根山,他就住在山下吉良町的外面。一个又小又破的家,总算还铺着木板,所以不至于被人当成是马棚,门板磨损得厉害,到处坑坑洼洼的。三井和两个尚且年幼的弟弟就住在这里。寿受主义——爱就是给他全部!% q1 B( v0 E4 r6 E+ G, ]
正像之前对良太说过的那样,直到五年前,他们还是仕奉某国望族的武士家的公子,然而现在,却在这个小町里贩卖草鞋和马料。但是这种遍地长草的山间小町,马料的生意不可能会好,何况最近才刚学会编草鞋,手艺实在不怎么样,也不怎么卖得掉。于是自然地,生活相当困窘,为了让胃口正大的两个弟弟吃饱肚子,他天天都在奔忙。micchi14.net! z' I/ c0 q& Y3 d3 ]! F
至于说,为何过着这样的日子还仍然不忘佩刀和黑漆帽,一方面当然因为那是父亲的遗物,可同时也是为了将来无论如何都想让弟弟们找到一个正经的活计,所以即便过着迹近乞讨的生活,也不能堕了品格,换言之,就是死撑着体面。
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! k( D7 y' l4 M3 Q' Qmicchi14.net距离和良太相遇已经过去了两星期。这段时间,三井一步都没有离开町里,可是从来都没有看到过像是良太的身影。虽说是“赚得动”,可是不卖弓弦的话,就没有任何收入吧。尽管这里是离良太那座山最近的町,却从来都没有听到过弓弦的叫卖声。
# Q; p" ]: H' w  ^) W2 E' V& d* B0 X之前从良太那里拿来的瓜和豌豆很快就吃光了,自己采来的少许野菜也一下子就没了。每天都去割回来卖的马草总也没有生意,最后只能跟白送一样地贱卖掉,结果每天都还是吃了上顿没下顿。
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, E6 b% z2 O; v2 g3 Y, [又连着下了三天雨,也不能如愿出去割马草了。米柜里的米都已经吃完,接下去该怎么办呢,三井苦思冥想,忽然意识到,那个良太是因为可以在山里采野菜抓河鱼所以才不卖弓弦也不至于为吃饱肚子犯难吧。寿受主义——爱就是给他全部!  ?' R+ m+ B7 B4 A( V- k( d
就在这时,他听到了弟弟们的声音:
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“大哥,肚子好饿哦。”8 a; z( ~; P; k5 J
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“喂!富王丸,别再给哥哥添乱了!”3 D. G& b) w" L. @
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“哦……”
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5 H8 ~  J  r1 n& E- R  f) R! p8 E6 ^' qmicchi14.net看着明明自己也饿却斥责起弟弟的二弟,还有不再撒娇嚷嚷的小弟,三井不由得一阵心疼,他拍拍膝盖站了起来:“好,大哥我现在就去山里摘野菜,晚饭前会带好多好多的菜回来的,你们要做好孩子,乖乖等我回来哦。”* u/ U1 |5 P7 v  ~! I
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“好的。”
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“大哥,我想吃盐腌的瓜!”
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“哈哈哈,不知道有没有瓜呢,不过我会带好多好多好吃的东西回来的!”. y9 {* N1 Z2 J% L2 Z  l

% y% {) O1 W( v6 G, c6 g! J8 p从良太那里拿来的瓜非常好吃吧,弟弟们的眼中都闪着期待的光。三井朝他们挥挥手,进了还在下着小雨的三根山。  H8 @8 R: _7 Z3 M  k

2 h) X. Q+ |" ~7 U/ `* k- a☆              ☆寿受主义——爱就是给他全部!* w$ i& D/ r& H& T% ^% |, k& D
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洞口处传来哗啦哗啦扑水的声音。睡在榻上的良太睁开眼,山洞的进口那里,狸的一对亮晶晶的眸子忽闪忽闪地看着这边。良太睡眼惺忪地看了狸半晌,终于重新交叉了下垫在脑袋下面的手指,叹了一口气。
1 @. P( l& f* d" Y寿受主义——爱就是给他全部!, c% l9 d7 h  A# b' F& W& G
“那边路又不好走……”
1 z9 {7 U, W3 P寿受主义——爱就是给他全部!
4 B7 f' f" O0 F. U" ^5 i4 N9 H仿佛对他的话表示同意,狸在入口的檐下重新坐直身体,很担心似地注视着外面。
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三井走了和上次来时不一样的方向。钻进那次没发现的野兽出没的山野小道,能看到一簇簇丛生的灰菜和马齿苋。大把大把地采下它们,三井逐渐走到了山的深处。: |$ x7 k( M, K; W" o
忽然一抬眼,身边稍远的地方长着一大片的葛草。这个一定得把根挖回去,他这么想着,朝向那边靠近过去。
. ~& y! e* d9 s: C) g. m走到了葛草的近处,踩在湿漉漉的地面上,脚下开始打滑。在这种地方可不能用力踩地面,他一边想一边伸出右脚踩上右边的一块大石头,用足了力气去拔葛根。3 C1 v* q' z) G( Z% |# K
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“哇啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊!”
0 q  N, `# |9 J被苍郁茂盛的蔓草遮挡了视线所以没看见,可是石头的下面是空的,因而成了一处断崖。脚一踏上去,石头就朝下滑落,三井的右脚落在了半空。他急忙想要站稳左脚,可是吸饱了水分的土壤又软又滑,三井打了个趔趄歪倒,掉下了将近三米高的山崖。4 l& y  J& c: G  |6 L
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“痛……痛痛痛痛痛痛痛……”3 h# e% R5 ~# _2 P0 q. _' [% b

+ l4 C7 Z+ k) j% S) M' |4 a& c. G揉着身上这里那里的擦伤,三井坐了起来。掉落的时候似乎是抓住了身边所有能抓的东西,胳膊上缠了好几层的藤蔓,滑下来的那处山崖口,草都拔光了,裸露出泥土。他吐出一口气,取下缠在胳膊上的山草,仰望着斜坡。
: o5 w! \! V1 c到上面的高度大概不到三米。虽然脚下泥土松软,但是对高个头又手长脚长的三井来说,爬上去也不是不可能吧。他打算先站起来再说。
# @3 E! u+ Y1 W' C5 D, q; ?7 R. L* k9 J
“啊啊啊……好痛!”寿受主义——爱就是给他全部!' P+ X% R) @( q6 l& i6 K4 s0 c4 |
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脚刚踩上地面,左脚踝就窜上一阵剧痛,三井再次倒了下去。看来是因为摔下来的时候姿势不对,把脚扭伤了。他捂着脚踝,一筹莫展。5 [1 T$ x" U1 S4 F3 j' X$ z
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“你在搞什么啊,真是的。”micchi14.net+ v3 j+ u/ G* u" F* C/ V/ ]2 q
寿受主义——爱就是给他全部!5 ^, K3 c, |' _+ F  U0 F
突然,山崖上方传来话声。三井吃惊地抬起头,一双不逊的半开半闭的眼睛正从雨中俯视着这里。+ |# l7 I* b1 ~

* y2 l+ \0 [, s% J' H! l) X* s7 ]“良太!你怎么会在这里?”
, b5 @$ h, z7 p" V1 k/ w寿受主义——爱就是给他全部!4 ~6 m) T  ~, M3 J
三井不由自主地发问,良太好像没睡醒一样的眼睛上方的眉毛皱起来:“我还想问你呢。真是的,下雨天干什么要进山啊,稍微等一下!”
' h/ E( C8 T. s; u' c8 t
; g- u  |! t/ p* d6 z还是那样一边啰啰嗦嗦地发牢骚一边费心照顾人呢。三井洒然一笑,乖乖地等着。没过一会儿,看上去很结实的用常春藤结成的粗绳从上面落了下来。
: ^5 O( l8 g! {7 g6 ^8 D
6 l) `7 H) d! x9 b" B) Hmicchi14.net“把这个牢牢地绑在腰上,绑好以后我拉你上来。”micchi14.net9 _7 Y1 f/ X/ T" D1 }
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“知道了。麻烦你啊。”
% k, `$ f) O8 i! ?8 J3 h
$ w; \$ B& {/ Y" B  z& `三井把有着足够长度的藤绳缠在腰上,然后仔细地打好结。0 r. t3 L; i5 Q) q. P$ c4 W

8 @) ^! I- H- n1 U. O6 }  [+ C9 |micchi14.net“绑好了。”
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“那我拽了哦。”2 ?$ i" r# ~" d! X) F2 o
寿受主义——爱就是给他全部!$ V) U5 B+ e2 t: M5 V3 u
良太用力地拉起粗绳,总算把三井从下面拽到了崖上。寿受主义——爱就是给他全部!) k, K" G  S% N+ ^

$ d# ~% u0 G7 G$ u. C- D. U7 M. y7 T“抱歉啊,又蒙你关照了。”' F' M  A- E( }3 V
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“可不是嘛。”# A, v& K! L) s* I) t
寿受主义——爱就是给他全部!' s$ c8 T/ |2 p  ^
良太呼哧呼哧地喘着,恶声恶气地说道。然而看到三井高高肿起的左脚,他转身进了旁边的山林,没过一会儿,手上拿着什么东西回来了。定睛一看,是不知从哪里找来的好像韭菜生姜一类的植物,再用旁边的树枝和石头,把这些植物嗵嗵嗵地捣烂,扯掉三井缠在脖子上的手巾,涂上汁液,然后脱下他的草鞋把湿巾敷在脚上。1 k# F' w8 F3 K6 |4 Y5 ]4 G

! N: w9 O# M7 _# g3 W+ }( D( e“暂时这么待一会儿吧,等肿消了一点以后我送你回去。要背你下山什么的,我可没那个自信。”寿受主义——爱就是给他全部!5 b$ n1 U: u. l+ s
micchi14.net. x' C- k; V8 i, U
“对不住了,真抱歉。”( I5 N1 m# L4 [- i4 U9 M/ T

, t: K* t8 B( Q& |三井无力地说道,叹一口气,“啊啊,真是没出息啊。这几年来一直都想着要代替双亲把弟弟们照顾好,也努力了,可是什么赚钱的事情都不会,连吃的东西都不够,就只能进山来找野菜,结果就是这个下场。”
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良太靠在之前绑着藤绳的栎树上听他说,然后懒洋洋地开口:“就算这样不也支持了好些年吗,也不至于说什么赚钱的事情都不会吧。”
; n# ]! u; |" M% q1 u9 y: kmicchi14.net% y" y5 m  r& [- y5 _& Z7 _6 ^
三井苦笑:“在这之前呢,是用老家带出来的钱想方设法撑下来的。可是那些钱已经用光了,所以就越来越穷。”5 }' x5 m# ^7 l6 b0 _" g9 ?
寿受主义——爱就是给他全部!- f" P5 v2 A0 a$ Y3 I
“不能再回老家了吗?”
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" @( w! _1 Q6 k) m3 w" hmicchi14.net“不是说过吗,已经没有家了啊。被灭门了。”寿受主义——爱就是给他全部!+ b8 K1 S1 ?8 H' O) y, b
3 y0 ^* t  R% ^( ?+ W
良太有些吃惊。这样一个明朗得简直过分的人,要把他的一家都消灭,那到底是发生了什么事呢。
: B# U, i; }$ M  y三井在良太的注视下,拿起放在一边的刀,按住刀柄,将刀身抽出半尺左右。
) e1 ?: k/ w: K7 \) T' L  [  P) v& e- A7 j6 G9 g) P
“说真的,别说对祖先了,就是父母,我都无颜相见啊。”
8 C1 G8 }7 b6 \) B, S/ W; `micchi14.net# y3 F) U. p& c0 W, Q- W/ P
良太认真地注视着看着刀刃的三井:“砍过不少人呢,那把刀。刀身噬过太多的血,都已经卷刃了。照现在这样,已经不能再用了吧。”* S- v7 O) a4 ], I' Z! c; [

3 M# b% W/ [' u9 K  H/ w+ ^) L& y仿佛要遮断良太的视线,三井呛啷一声还刀入鞘:“你不是普通的弦召吧。”micchi14.net9 l2 p/ N* j9 w+ _2 J- O( Y* M6 d

" j7 e5 V+ s5 i1 @1 |- I. F0 u听他这么问,良太好像吓了一跳,看着三井阴沉下来眯起的眼睛,连忙弥补似地说道:“嗯,啊,所以是说因为某种原因被放逐了嘛。不过,我可没有刀啦,而且也没杀过人,是真的啦。”
; \% j! u! ^  x0 T, @
6 `" W+ o) Z2 ^) d3 p3 M寿受主义——爱就是给他全部!三井看着慌张的良太,不觉感到有些抱歉,目光又柔和下来。两次得到对方的帮助,居然还产生怀疑,实在是太失礼了,何况不管怎么说,这个男人对自己不可能怀有恶意。
7 A# A( h4 g1 z1 @1 v9 c' L* w0 z# Zmicchi14.net4 k- [( Y( |) [
大约是察觉到三井已经消除了警戒,良太站起身来说道:
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“差不多该送你回去了。能站得起来吗?”
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$ A2 e9 x9 \, Z" ^. J- |三井撑着刀站起来,看了看之前放在一边的背篓,沮丧地垂下肩膀。本来已经采了满筐的灰菜和马齿苋几乎一点都不剩了。是之前落崖的时候掉光了吧。
5 w9 `8 k# Y) V% J良太不耐烦似地眯起了眼睛:“你这人,真是能找麻烦啊。”
) N$ u$ n& g4 m6 X/ v: Y  j
" B/ K6 E8 B, `; k# i5 h他啧着声,又转身进了杂木林。然后没过多久,就抱着一大捧的韭菜、款冬、舞茸甚至还有岩鱼回来了。把这些东西噼里啪啦地放进三井的背篓,自己背起来。+ f* u/ r5 \, A. P$ U. G( ]

& @) R5 a2 [+ L/ g“你从哪里搞来的!这些!”
3 ^8 u) _# i) |- x* g/ c" i: y3 |* X# U
: i8 h5 u! J4 S, o0 F+ Zmicchi14.net看着两眼瞪圆的三井,良太闭起一只眼,伸出食指抵在唇上:“嗯,这是我的秘密哦。”& _+ S# }7 G  E3 p
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说的是「这」,可是他的身边看来全都是秘密啊。
) Z  n8 j  O; o4 ~7 m$ w6 J/ q寿受主义——爱就是给他全部!
2 K, d  F5 p3 Y+ z, H& N/ u三井目瞪口呆地说道:“真是不可思议啊,你这个人。”
# n4 _  a" ]4 K( \% V: t( G- B" M" a% Q! S+ v% Q2 T
良太笑起来,从左边支起三井的身体,沿着湿滑的山路,步履轻捷地朝下走去。8 H- k* p- D, D7 J
. s$ b8 }2 M# ]
TBC
micchi14.net/ e4 Y6 Z2 r5 D/ \: H  J2 {% Z- C
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本帖最后由 飞筝 于 2012-10-3 22:08 编辑
本帖最近评分记录
  • play1987 萌度 +10 飞子辛苦了!!!捶肩膀~~ 2012-10-4 11:28
  • play1987 宝矿力 +10 飞子辛苦了!!!捶肩膀~~ 2012-10-4 11:28
燕草秦桑叠碎影,斜阳飞筝舞流光

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虾米神进展?我们坛子上居然有日本姑娘过来写同人了??而且是飞筝姐翻的??嚎叫中(我果然N久没有过来了orz7 R8 ]% [" ]' d2 _. ?
- u9 B2 p: @- ?6 q; w+ |. n6 _4 h
翻的超好!!小三这种硬朗下的萌感实在是每次看了都要打滚~宫城的戏份以及个性似乎还没有展开太多,唯独觉得他超级成熟会照顾人,等看下文~

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回楼上的chaos前辈,寿受这是与国际接轨,11区的三井(受)命同学也要联系起来~想想就觉得超热血的!
& c; `% l% k1 I0 O( X* _. n9 t* Y$ B2 X8 K7 j" {8 z" e
真是千呼万唤始出来啊~~% K; T2 C$ F* O$ g) G9 t
想到这张牌的关键字我的心就哇凉哇凉的,战国时代的宫三……估计会更加悲壮吧(加入历史背景都会给故事本身增加一种沉重的感觉)。第一次看日本的同学写古代的三井受故事,感觉好新奇。文中良太有种世外高人的感觉,和落魄武士三井相遇,会擦出什么样的火花呢?期待下文micchi14.net! @- W; K" \! W6 J: g+ e
ps:飞筝你真的太辛苦了~我来给你捏肩膀~捶捶捶! q! t' c( G% [
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本帖最后由 play1987 于 2012-10-4 11:20 编辑

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记得之前在群里面稍稍有听到关于这篇文章的剧透。
, U2 u0 {" \# ^1 |3 Nmicchi14.net这样一来对于之后的内容, 恩。。。心情。。。感觉。。。有点纠结。
% [: q! U% u" W+ U0 p! c/ D3 tmicchi14.net两位主角目前的相处还是很愉快的,还是宫城最可靠了T-T
- V% Q1 v9 B0 l" w: c; P( S) x但是两人在故事中有一个如此沉重的背景,让人不禁会觉得担心。 1 r, l3 n6 ~. G& |: ]5 }# r8 W' ?
三井的身世和生活,都让人觉得心情沉重,反倒还有感觉到灵异的气息。寿受主义——爱就是给他全部!* E( o" ^. _, N- p% h5 X# A! ]
总之期待后续~~~飞筝真是辛苦啦!!!

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不得不说,gomafuさん写故事的本领真是太厉害了!两篇活动文章,却是两种截然不同的风格。真是太期待下文了!% v% }+ X: X* p; Q
飞筝さん的译文真让我自惭形秽到不行。老实说,这类过多涉及典故、文化常识的文章一直是死肋。非有相当的积累和严谨的治学而不能达成。真的太厉害了!管理员那么厉害,寿受果然是藏龙卧虎之地!0 F9 n' ?# c& G( _6 p6 C6 R9 ]
期待下文。

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去看了一眼本篇牌面的关键词,果然有点哇凉的感觉。很揪心。日文原作的感觉的确是和平常我们习惯的中文写作氛围不一样,毕竟还是有文化差异的缘故么,趴。gomafu姑娘好厉害啊,两篇文差别这么大,速度还这么快,真是太强大了!羡慕会写故事的人……对手指等待下文ing。

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好奇特的感觉!日文在上面译文在下面什么的!!不用翻墙就能看到11区友人的三井同人什么的!!好感动 作者大人太厉害了啊,看背景介绍好像感觉是一个很不得了的故事,实在是又期待又忐忑 还有还有原来飞版的日语这么牛!以前都不知道哎我又深深感到自己的无用了 于是这个故事最后究竟会怎样啊,好紧张的说!

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【暗夜嘉年華|百鬼夜行】【宮三】青い刃 二

飞筝様 此次也谢谢5 B: c! }) x! T' {: E# y
play1987様 此次也漂亮的banner谢谢
+ H( b9 L# D+ c并且,评语给的大家 真的谢谢。非常高兴。我的中文,不能传达心情。可惜~~~TAT. d: D* q' u- D/ D

* g7 H" C- [! j! A; F寿受主义——爱就是给他全部!这个是第二章。  H; Y6 M2 Z* O# H. {) S" i
对读的诸位表示感谢; o+ z# @( }* i( `3 U
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『青い刃 中』 原著∶gomafu 译文∶飞筝寿受主义——爱就是给他全部!  |- d& O* ]2 q

  ]( |7 V$ n" |3 q5 `) @3 Ymicchi14.net寿受主义——爱就是给他全部!# J2 u1 ?4 Y6 a3 U
% S* g0 |0 g4 V* n* n/ O# R

0 N  {- C1 l/ r8 w/ Y  @8 F. { 家で待っていた三井の弟達は、一人ではまともに歩けなくなった兄の姿を見て驚愕した。慌てて床を取ろうとするすぐ下の弟に、三井はそれは大げさだと笑ってみせた。吉王丸というこの少年は、本当に良くできた子供のようで、兄から簡単に事情を聞くと、濡れて泥まみれになっている兄に着替えの着物を差し出した後、リョータにも清潔な手拭いと湯を用意した。家の戸口に立ったまま中へと入ろうとしないリョータに、吉王丸は言った。micchi14.net6 \4 z- |! U/ e+ C* t3 s
7 N' e# c+ M  A4 k
「兄を救って頂きながら、礼も言わずに追い返すわけには参りません。どうぞこちらで湯をお使い下さい」micchi14.net6 V! b+ }. ]2 ]- x- I5 m$ u* T
( r. o% O* _! @: @2 n
吉王丸があくまでリョータを年長者として扱い、敬語まで使うので、彼は自分が被っている頭巾の意味が分かっていないのではないかと思い、リョータは三井に視線を映した。
0 f0 E6 \0 G$ V2 W  x" ~* ~ 着物を替え、手桶の湯で顔を洗った三井は、さっぱりとした顔で言った。
4 R. v, Q" p. G4 Fmicchi14.net8 p" [; M9 Z1 g) O
「吉王丸の言うとおりだ。早く入って来いよ。湯が冷めちまうぞ」
8 l2 B$ A5 p& P. ]" A寿受主义——爱就是给他全部!
. x/ S. j1 T( i  t* l' ]+ T5 Vこの兄にしてこの弟があるのかとリョータは納得し、「それじゃ」と断って土間に上がった。出された湯で顔を洗い、手足の泥を落としていると、背負い籠の中身を見ていた末の弟が歓声を上げた。
( `2 v+ Q: _/ |& E寿受主义——爱就是给他全部!5 l7 s. C3 A. b5 Z: X; P; s. ?
「すごい!!いっぱいだ!おいしそうな茸やお魚まである!」寿受主义——爱就是给他全部!4 J( y$ |9 }# c" h5 L* o+ G1 H+ c
- I; U% U* @7 W" X' B" F
歓声を上げてイワナを掴む富王丸を見て、吉王丸が三井に言った。
* e5 |' b/ P7 w- ?4 t
% K- x. u2 Q6 p' |「兄上、随分ご無理をなさったのでしょう」+ I* J! U; m) i2 t: g3 C3 D
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弟の手を借りて板張りに上がり、挫いた足を擦りながら三井は頭を掻いた。) `4 P- Q" F% P( I; d' w- }* }
micchi14.net5 e4 O: B0 z. b# `1 l& @6 a
「いやあ。情けねえ話だが、それはみんな、このリョータが採ってくれたものなんだ。前の瓜や豆もだ」
& b5 T  p4 h/ s7 m2 _" o! y! f; Y; ]8 f
弟達は驚いて、口々にリョータに礼を言った。
/ P( g/ X+ x/ V# N( t8 Nmicchi14.net
0 l& k8 {2 d" M) R「そうでしたか!何度もありがとうございます」
% K0 q! G$ Q, g  K/ }" X# Y( D! @micchi14.net「ありがとうございます。瓜、おいしかったです」
( O0 I# ^2 Y8 T  ]& ]" b, `micchi14.net寿受主义——爱就是给他全部!/ f$ x: H: K4 C1 J1 {+ A
リョータは土間を後ずさるほど慌てた。6 n0 B& E2 a# u' o( @

, k8 T9 Z; |" K2 ]micchi14.net「んな、よしてくれよ、勿体ねえ。他のお武家さんだったら、馬鹿にするな、つって首切られててもおかしくねえとこだ。ほんと、変ってるよ。アンタたち」% H3 b) y" z- m1 c
% j, C0 n* y, g7 Y
三井達兄弟はお互いに顔を見合わせて首を傾げた。リョータは彼らのそんな様子に、思わず笑いを誘われた。
$ k$ }. ?/ P6 b4 M7 R$ d 何が変っているのかよく分からないままに、吉王丸が話題を変えた。) P7 I2 O6 ^# y$ K9 p% y
0 B3 I# v6 V/ ?+ M# ~: B' v; ^! e
「しかし、このお怪我では、兄上はしばらくお仕事に出られないでしょう?私が代わりに馬草を刈りに参りましょうか」
& ?6 v" z' {- _2 f9 y! e% i. X$ @( k' I, ^, u) q7 @; w
三井が眉を顰めた。寿受主义——爱就是给他全部!# P5 T; [, B. o5 ^

( M* P# H* e( P+ U+ [4 }2 Y「しかし、お前まだ大鎌をうまく扱えないだろう?手鎌で刈れるような量じゃ、まずいくらにもならねえ」" s) b8 j1 v4 }0 _# d+ L
「そうですか・・・・・・ではせめて山に」micchi14.net$ E% Q, A& Q* |
「それも危険だ。俺でさえこのザマなのに、お前じゃたちまち迷子になっちまう」
7 I9 w5 k) r. `  ^! n「ですが・・・・・・」# ~! |# ]( {; j8 p, i) A7 X

3 H6 S7 v" O( c, N# a$ [micchi14.net吉王丸は黙って俯いてしまい、三井も腕組みをしたまま考えこんだ。末の富王丸がそんな二人を交互に見比べていた。やがて、三井が口を開きかけた。
3 A7 T( l- c( y; Cmicchi14.net* b+ F+ {. P; b' w) i
「大丈夫っすよ」
+ X$ C  y- _2 ?$ y- i6 q: U9 d0 n寿受主义——爱就是给他全部!9 }" ]& j$ g7 M' A* \
リョータが吉王丸に向かって微笑みかけた。
9 s) G; A. d8 V* R+ q% Qmicchi14.net
  t' a$ T- G/ S+ L+ _( F9 [- ]寿受主义——爱就是给他全部!「三井さんの怪我がきちんと治るまで、オレが川魚や菜を届けに来るよ」
! K/ M& ]) Q# M3 c2 V( D「しかし、リョータさん。我々には、その魚や菜に支払う銭がないのです」5 N8 ^8 r( X9 I8 {
micchi14.net& Y+ B: r8 e9 b6 J
リョータは笑って首を振った。
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「そんなこたあ、気にしなくていいんだ。元より金を貰う気なんかねえ。アンタたちの兄貴と、オレの仲を信用してくれ」
8 ^, c& H' k' p2 I7 A5 d「ありがとうございます」
# S9 c" w" P' T$ x5 ^! [( h: D. e/ D: l! x% C; j1 M
吉王丸は丁寧に頭を下げた。末の富王丸も兄に倣った。三井も、済まなそうな目で言った。
0 I; L' }2 }* x. j8 O9 H寿受主义——爱就是给他全部!' `9 _1 j+ a5 {/ c- C% u0 K
「世話になる」8 T7 |% G8 L2 }# k2 d6 G. t
「いいってことよ。じゃ、またね」
% }+ u1 S/ W+ g  J4 g- A% omicchi14.net
! b" K, F& l& P0 ?: A/ C9 A  C2 f* `リョータは笑って三井の家を出た。戸口を出るときには、またすっぽりと頭巾を被らねばならなかった。! p4 D7 A$ b; C1 x

/ ^' q: p8 w1 C/ H寿受主义——爱就是给他全部! それから毎日のように、リョータは三井の家へ現れた。持ってくる物はノビルやムカゴ、韮や瓜、イワナやヤマメなどの川魚がつくこともあれば、締めて首を落とした雉や山鳩を持ってくることもあった。どれも立派で生きの良いものばかりで、三井の家の食卓は、親がいたころとおさおさ変わらぬ程に豊かになった。
8 D, @; |1 t5 ` しかしリョータが来るのは決まって人目がない時で、時には日が落ちてからやってくることもあった。食材を土間に置き、生姜と馬鈴薯を摩り下ろして三井の足に湿布を施すと、二言三言話をするだけですぐに山へと戻ってしまう。末の富王丸などはヤマメの獲り方を聞きたがったが、少しばかり手順を話して、「続きは今度な」と去っていくのだった。
# @7 q% L+ p4 R( Z/ S そうこうして一週間ほどが経った。三井の足の腫れももうほとんどどひいて、痛みもあまりなくなっていたが、リョータや吉王丸が無理をしてはいけないときつく言い続けるので、食事のことはリョータに甘え、家事だけをしてすごしていた。+ P/ d: r5 {+ |8 E

8 d: b6 ^4 F4 w. Z, ~% U6 A2 ^micchi14.net その日、川筋の粉挽きの爺さんが、餅粉を挽く手伝いをしたら米をわけてやると言ってきたので、弟二人は昼過ぎから餅粉挽きの手伝いに行っていた。そろそろ夕刻なので二人も帰ってくる頃だ。三井はリョータに貰った猿梨を井戸水で冷やしておこうと、手桶を抱えてひょこひょこと戸口から顔を出した。+ N: W, T1 f  p2 `; i
 右手の街道筋から、四、五人の男の話し声が聞こえて三井はそちらへ顔を向け、慌てて家の中へ引っ込んだ。背筋を嫌な汗が滴った。男達は皆、小袖に袴といういでたちで、腰には刀を差していた。三井は男達の中の二人を知っていた。彼らが向かっているのは、爺さんの水車小屋のある方角だった。1 B/ V6 z9 X. o$ _! N/ ?8 P
(吉王丸たちがあいつらと出くわさなければいいが・・・・・・)8 {  n" {$ u) C$ Z3 {' L2 Q
三井は唇を噛み締めた。男達の姿を戸口から見送った後、板の間に置いていた刀を取り、街道の傍まで出て行って、刀を握り締めて男達が去った方角を伺った。: t4 [% k  s+ c" \

8 C! y1 ~" _) b- [  j9 g1 [寿受主义——爱就是给他全部!「弦召せ~ 弦召せ~」
, m; p3 g) ^- ?5 Z9 N. N8 n* m' Y" f* H. F6 p( S
のんびりとした弦売りの呼び声が聞こえてきた。聞き間違えるはずもない。リョータの声だ。三ヶ根山から続いている道を、リョータの声はゆっくりとこちらへ近づいてくる。こんな時に限って何故?!三井は焦った。" V% f% _$ D, Z9 j8 P. [: b
 リョータは、三井が潜んでいる位置から街道を挟んだ斜向かい、やや南よりの路地を歩いてくる。街道をさらに南に行った所に爺さんの水車小屋があり、吉王丸と富王丸がそこにいる筈なのだ。5 [& E$ n  ^2 z3 o
 突然、子供の泣き叫ぶ声が聞こえた。泣き声の主より僅かに年長の子供が何事かを怒鳴る声が聞こえ、複数の男の怒声がそれに続いた。
) |" V( a6 T: t* `& d% X, N8 C, I1 L4 _6 K5 B  x
「弦召せ~ 弦召せ~」
9 O0 O' Z3 ~0 R9 R0 C9 S; S* Z% l0 Z! f8 E7 z: O8 B
リョータの声は相変わらずのんびりと聞こえている。吉王丸と富王丸が泣きながら走ってきた。少し離れて、先ほどの男達が追いかけてくる。奴らが粉まみれなのは、おおかた吉王丸あたりが粉をぶちまけたのだろう。# |/ m. W) h" _7 x
 斜向かいの路地に、リョータの姿が見えた。三井の見る前で、走ってきた吉王丸と富王丸を自分のいる路地に抱え込む。リョータの片手が富王丸の口を塞ぐと、開いた手で懐から柴の葉を二枚出して口元にあて、なにやらもごもごと唱えると、傍らに伏せてあった鳥籠を蹴倒し、中にいた二羽の鶏の背に柴の葉を挿した。. M, y% n: G/ f) \' o
 鶏はけたたましい鳴き声を上げながら、街道を北へと走ってゆく。弟達を追う男達が、リョータ達がいる場所のすぐ脇へと迫った。三井の背に冷や汗が滴った。
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「待て!!小僧!!」
) r% F6 F- k# [9 A/ T「畜生!足の速いガキだ!」. X; g  S( ]* C7 h$ K0 K
「大殿の仇め!」寿受主义——爱就是给他全部!# F. k( H7 x4 i/ q. r1 D4 _

1 h+ A; H! m( i寿受主义——爱就是给他全部!三井は珍妙な光景を見た。7 ^; @& L( u+ G" ?
 二人を追ってきた男達は、口々にこのようなことを叫びつつ、籠から蹴り出された鶏を追い回しているのだ。ケッケ、ケッケと鳴きながら走る鶏を追って男達が去ると、落ち着きはらったリョータの声が聞こえた。
2 c( Z% a4 a" \% d" ^1 p" f( b
7 F: N( k- E. [0 u「弦召せ~~~ 弦召せ~~~~」
% l# f% T( D; E「何が『弦召せ~』だ!!今のは一体何なんだ!!」
% p* e* s6 T( O7 I" `micchi14.net; ~- R# ^: ]1 p+ q8 i
眉間に皺を寄せてリョータに詰め寄ろうと、三井は思わず左足を踏み込んだ。
% u% y: z- k+ P1 Smicchi14.net, j- W! y. @) ^7 P/ I
「あっ!!いてててて・・・・・・」+ T: P7 V' g. B+ D
: Y" K1 Q' b# D9 ^( d7 `
地面に突いた刀に縋り、ずるずるとうずくまる三井を見て、リョータはため息混じりの舌打ちをした。「世話の焼ける人だなあ」とは、今更言わない。リョータは三井の左脇に体を入れて支え上げ、掌で富王丸の背中を押して、周囲を窺いながら三井の家へと入った。3 q1 d, g1 J" @5 r9 I+ y, g
 三井の体を乱暴に床の上に放り出し、戸口をぴしゃりと閉めたリョータは、倒れこんだ三井に向かって声を荒げた。- p, [2 @( f  r0 C3 U4 }

+ _" b) a2 h5 ]( a, C( j5 h「『何なんだ』ってのはこっちの台詞っすよ!あいつら一体何なんすか?何でこの子たちが追われてるんすか?」
6 y) A; H3 p$ @% Q9 Y3 b寿受主义——爱就是给他全部!「お前、こいつらが追われてたってのを何で知ってんだよ」
' R$ J( D& v0 V5 w9 g9 O「んなこたあどうだっていいんだ!オレの質問に答えろよ」8 \  m* `- a: W: h1 r1 V

  l% ]- M5 t2 N& R$ w! E: x3 O5 P寿受主义——爱就是给他全部!三井は弱りきったように頭を掻き、体を起こして床の上に胡坐を掻いた。言い争う兄達の様子を不安そうに見つめていた二人の幼子を手招き、リョータにも床を示して座れと促す。リョータは仏頂面のまま、持っていた荷物を土間に置き、板敷きに上がって胡坐を掻いた。
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! l, [- s2 J8 n8 y# S" k「あいつらは、前の岡崎城主 松平廣忠の家臣だ」( R1 T# }8 t! X5 G; Q8 M2 m. ^
「三河の殿様のか!それで何でアンタ達が追われてんのよ」寿受主义——爱就是给他全部!* F1 E. T+ K0 [3 G1 x
「俺たちの父親は、廣瀬の領主、佐久間九郎左衛門様にお仕えする忍びだったんだ。五年前に松平廣忠公が殺されただろ?」寿受主义——爱就是给他全部!3 b" u" j' I  {& Z4 T
「まさか・・・・・・」1 h: k/ _" B$ w) Q- j& s
「ああ、あれ、俺たちの父上がやったんだ。佐久間様のご命令で、岡崎の地侍として城に入り込んでさ。城主を討ち取ったはいいけど、その後全部バレちまって。佐久間様は討ち取られるし、俺たち一家もとことんまで追われてな。両親と姉上は殺されちまった。俺はまだ赤ん坊だったこいつらを連れて、逃げて逃げて・・・・・・。ここへ来てからは案外平穏だったんだけどな」
+ j6 r' j7 i! Y
+ G5 y0 T- R- G; T' H% [: |三井は頭を掻いた。リョータは生意気そうに唇を尖らせたままだが、細い眉を気遣わしげに歪めて言った。: g$ R, F* c3 w' p/ k

4 g' l! ]  U* o& o6 j1 l「平穏ったって、ここは三河だし、岡崎城は結構目と鼻っすよ」
6 `/ `" B$ e1 M& _( t6 s% z) c「まあな。けど、今、城にいるのは今川氏で、嫡子の元康は駿府だろ?案外こんなとこが安全なのかなと思ってたんだ。こんな家だけど、雨露をしのげる場所も手に入れて、知り合いもちょっとばかしできて、それでどうにか食い繋いでるようなもんだったんだ・・・・・・」
* K5 K& P8 ^4 p& c' p
8 e! H( I. v5 R. U2 G& `三井は眉を寄せて俯いた。+ Q) G3 e* N# v, K: x! a$ r

" v. x% R' [$ M8 r3 _「悪かったな、黙ってて。こんなお尋ねもんの世話焼かせちまって、すまねえと思ってる」
$ r& J: L1 `' U( P7 K# L「いや。別に、俺らみたいな最下層のモンには関係のない話っすからね」: }  I6 i6 {3 T; _, J' F% |

1 I2 w' t+ q2 h& t( g( |2 I肩を竦めて言うリョータに、今度は三井が聞いた。
8 [( q$ R2 {* Z3 tmicchi14.net. ?! `! p+ N% {8 [
「ところで、お前のアレは何なんだよ。何であいつらは鶏を追いかけて行ったんだ?」0 W+ N) P* \: T8 V3 h

- ^4 X. B' R/ P$ ^9 x" v5 hリョータは視線を彷徨わせた。
; q+ n  s/ s* {# R* a7 r! m寿受主义——爱就是给他全部!- [$ w# A+ ^4 {; N1 K, {
「あー、あれ。オレが鶏に頼んだんすよ。しばらく代わりに逃げてくれって」
8 F( I1 p- h; P& U6 O* [" @6 I& kmicchi14.net「頼んだあ?!んな説明で納得できっかよ!」; t. F/ ], c0 r' X, E' c! s
「ホントだよ、それは。まあ、平たく言やあ、一種の目くらましってヤツですかね。でも、すぐに解けちまうよ、あんなの。今頃はどっかその辺で鶏だって気づいてるよ」寿受主义——爱就是给他全部!4 i% W% _5 m/ q
5 g# ^2 r0 h5 E6 I* u
何故そんな妖術のようなものを使えるのかと重ねて問おうとした三井だったが、口元に薄い微笑を刷いたリョータの表情が妙に儚く見え、喉元で言葉を飲み込んだ。micchi14.net2 Y0 \, O' l  r6 @2 M7 F0 o8 Z, t( r
 代わりに、ずっと黙っていた吉王丸が口を開いた。
- z* ^2 P" ]% z! a! A- S, Z( J3 l% X  }5 G
「あの・・・・・・何にしろ、本当にありがとうございました。リョータさんが来てくださらなければ、どうなっていたことか」
& n2 s6 M  m3 D& ^% [「ありがとう!リョータ兄ちゃん」
. Z% s. r$ {$ S1 u  e& i: v, {4 T( U( T. d
富王丸もにこにことリョータに寄って来て礼を言った。リョータは富王丸の頭に手を置いて、二人に笑いかけた。) k+ D7 V/ v! U7 P4 h; S$ F' O1 ~
% m- Z' E: j1 w' j: j* C7 \5 [
「ったく、兄貴と違ってよく出来た弟達だよ。アンタもまだ足が完全じゃないんだから、大事にしなよ」+ Y+ q# v2 G4 m* ^
寿受主义——爱就是给他全部!# c$ Y  T& P; E+ `5 E0 @
そう言ってリョータは立ち上がり、土間に置いていた弓弦の入った桶を持ち上げ、頭巾で顔を覆った。% c+ ~, [% a$ }) z7 F# i

; Q' z: c" r+ _; _# Y「すまねえな」
/ Q) d0 I& j3 V+ |! S- A  k& ?" o1 C, }! l
どういう意味で言っているのか、不貞腐れたように言う三井に頭巾の奥から笑いかけると、「じゃあね」と言ってリョータは家を出た。戸口から外を覗くと、去ってゆくリョータの足元にさっきの鶏が戻ってきていて、コッコッコと喉を鳴らして地面の虫を啄んでいた。9 `6 I* ?7 |4 f4 ?3 j  @; O

' i# B  ]0 i7 [+ T; x$ c* c寿受主义——爱就是给他全部!「あいつ、何もんなんだろうな」
# [( a' U: n# Q1 V# j: O寿受主义——爱就是给他全部!
  |+ Q" l5 Q& [1 I, ~三井は改めて首をひねった。リョータの荷物が置かれていた後には、綺麗な木苺がたっぷり置かれていた。5 k/ n) k0 b( x& q7 F7 x, v/ x) g
1 x( \  q) p1 s, [
 それから、ほんの数日後のことだった。長屋の井戸に水を汲みに出た富王丸は、垣根の陰から愛らしい顔とふさふさとした尻尾を持つ動物が覗いているのを発見した。
: W* ^- t9 T6 g% d! E寿受主义——爱就是给他全部!
0 |2 X. _1 |& m  T4 o寿受主义——爱就是给他全部!「あ、タヌキだ!」4 }5 n( X% X0 ?) s6 z- Y' f) |

/ o' ]% X& W1 d! cタヌキがじっと富王丸を見つめているので、水が欲しいのかと思った富王丸は、タヌキに向かってにっこりと微笑んで言った。
) H+ a% ]5 ~' l1 Q3 ?; I/ b, g
4 x& x# J: \# W寿受主义——爱就是给他全部!「喉がかわいてるの?ちょっと待ってて、冷たいお水をあげるから」micchi14.net8 p1 M* f. s- M- M# r& b. l
  m' C; {% |$ _: L6 G% c. X
そういって釣瓶を落とし、組み上げた水を手桶に入れてタヌキの方へ差し出した。
+ @( ~+ m# B3 i, x寿受主义——爱就是给他全部!
) c2 G% g$ z/ W* cmicchi14.net「ほら、おいで。お水だよ」& o+ G) s/ W1 E& q# w- i6 F' G

1 v, Y6 h# t- \! Y8 v6 b寿受主义——爱就是给他全部!タヌキはそろそろと富王丸のほうへ近づいてきていたが、突然、ぴくりと耳を震わせると、急に背を向けて走り出した。micchi14.net& P+ J7 ~) a6 t2 C

; C) n8 s# b' P7 ^8 e寿受主义——爱就是给他全部!「あっ、どうしたの?待って!」micchi14.net# V) A. l7 }! `/ R% Z0 J
寿受主义——爱就是给他全部!  q! o! f* n* W$ j
富王丸はタヌキを追って走り出した。
- c5 j; K  T# i$ Y. r/ h( i+ ~6 \ タヌキは街道を横切り、路地を抜けて止まることなく走ってゆく。( L: q, [! M3 }, v
7 k1 u, G! W0 X" j7 F/ I
「待って、待ってよお」micchi14.net, E- L. v6 P; q( ~9 Z! w' D

+ E8 L4 k; K' r8 w5 c富王丸は息を切らせながら、夢中で後を追った。8 }  w# E) l8 i' A! d/ o9 q
 町外れに来て、突然タヌキが止まった。そこには、大人や子供を取り混ぜた十四、五人の人垣が出来ていた。タヌキは人垣の外側を回るように、ゆっくりと移動する。一体何が起こっているのかと、富王丸も人垣へ歩み寄った。
* v8 ^; n) h$ ?8 o8 ^4 }& T$ e# M! ^* `( P7 s. i5 p
「狸憑きが!何の悪さしに町へ出てきた!」
3 S0 y! V; k2 @2 h6 T「正体を現せ!狸憑きめ!」5 U% \5 y: q+ u; N, h! h0 c4 r/ p
「作兵衛の息子がいなくなったのも、おめえのせいだな!」寿受主义——爱就是给他全部!& L# _, U" Q" i3 L; S
「性悪狸め!」
* L4 |3 {6 t7 w: B& \5 [9 M
8 h5 U8 }7 U7 _, Z寿受主义——爱就是给他全部!口々に責め立てる人々の前に立っていたのはリョータだった。リョータは頭巾を被った頭を垂れたまま、何も言わずに人々の罵倒を受けていた。
) ^& U) p# ]; v8 Z* s& u# V$ V: t% Q 富王丸が追ってきたタヌキがするりとリョータの足元に擦り寄った。
6 X, p1 h2 d3 D+ k$ g/ ^. V
2 a, @3 L; g; t6 M. M) \- a寿受主义——爱就是给他全部!「ほうれ、お仲間がやってきた。正体を見せろ!悪狸!」
0 t3 V( E9 b3 f  d4 \9 _micchi14.net「とっとと山へ帰れ!!」/ j) T, o8 Z& ]0 a- t+ \3 N
7 ~1 t) e2 X: A& B5 r# w( ~5 m
人々は足元の石を取り、リョータとタヌキへ向けて投げ始めた。富王丸は驚いた。4 r$ L+ S1 N/ v' i% I1 Q' |) {

' X, o1 I; P* R0 B! e「やめて!何するんだよ!リョータ兄ちゃんは・・・・・・」
# ?- [  z, B' R/ b. G- Z3 f2 W7 K- B7 k
ふらふらと人垣の前に出た富王丸を見て、今度はリョータが驚いた。リョータに向かって投げられた石つぶての一つが富王丸の顔に当った。リョータは富王丸を抱きかかえ、山へ向かって走った。タヌキも後を追った。micchi14.net- }9 h2 b' _$ X6 Y! e
寿受主义——爱就是给他全部!% H' z. G0 I9 K
「逃げたぞ!」
! q# P! }4 `! }9 U「狸が逃げた!」0 q4 Y1 a( I1 i( M8 S
「子供を攫って行ったぞ!」& J# f; ~1 u# y5 {  ^$ c+ \
寿受主义——爱就是给他全部!6 R4 k) {  O' Y* j8 G" i
人々はリョータの後を追ったが、日頃山を走り回っているリョータの速さに追いつけるものではない。たちまちリョータの姿は見えなくなり、人々は、それやはり奴は人ではない、と言い合った。. h/ \% \! s4 R4 c6 U
 谷川に出たところでリョータはようやく足を止め、富王丸を腕から下ろした。谷川の清水を竹筒に汲んで富王丸に飲ませ、頭から外した頭巾を水に浸して石つぶての当った目の端を冷やした。8 n! Z* y2 E1 \, ?
- Q/ V* i/ ~9 G" t
「痛かったろう?済まなかったな、巻き込んじまって」
4 E( o# [1 ~  H8 V寿受主义——爱就是给他全部!
& `6 j. ?# G4 ]3 _) a7 l謝るリョータに、泣きそうになりながら富王丸は首を振った。寿受主义——爱就是给他全部!6 D% ^/ B# Y# T) t
* G9 k  v5 J8 y( j- W0 n* Z
「リョータ兄ちゃんは悪くないよ。兄ちゃんは狸じゃない」寿受主义——爱就是给他全部!3 @7 C( O% d& B5 ~
- O1 t. p, V2 q# z! B( r
リョータは頷いた。
* T. C7 o* E0 ^# @# x$ Z寿受主义——爱就是给他全部!- j2 Y: K8 @2 C
「ああ、オレは狸じゃねえ。けど、もうオレとは関わらねえ方がいい」1 d* f5 I- b, B
micchi14.net; e5 [0 S6 h( e- g4 ~% r, T% B7 S
富王丸は幼い顔を歪めて聞いた。
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「どうして?」) X  l3 G" _1 G0 j" q; }- R
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リョータは富王丸の傷を優しく拭いながら答えた。micchi14.net! w- g& [2 M8 D- T% D, L

  c' j1 X" A) s) l( \micchi14.net「どうしてって、またこんな怪我をすることになるからさ。もう、おめえの兄ちゃんの怪我も治るから、オレはもうアンタたちの家には行かない」5 a( V- j- J3 }, q: [+ `7 k, w* k
「ええっ」" S4 B# C1 m, F+ I$ }4 \( L8 O
+ t& T; s7 S/ K5 I/ j# v6 A7 h
驚く富王丸に、リョータは川に入ってヤマメの獲り方を教えた。仕掛けの作り方、ヤマメのかかり方などを細かく話して聞かせてからリョータは岸に上がり、ついと上を見た。そこには大きなヤマセミがいてこちらをじっと見つめていた。" l: G& a. X. A
 リョータは右手の人指し指と中指を立てて口元に翳し、口のなかでなにやら唱え、次いでその二本の指でヤマセミを指した。0 H  |( H& E& }% [( g) f
ヤマセミは飛び立って、「キャラッキャラッ」と鳴いた。リョータは富王丸の手を引いて、山道まで出た。micchi14.net% B, b/ ?, c) z; V: P  |" u
; w6 k4 A# r5 N: Q# ]2 N& `$ H
「いいか。この道を真直ぐに歩いて下ると、吉良の町だ。道々、迷わねえように木の実が落ちているから、拾いながら行くといい。帰って、町の人に聞かれたらこう言うんだ。『狸に化かされて山に攫われた。気がついたら一人だった。夢中で歩いてたら町外れに着いた』ってな」寿受主义——爱就是给他全部!3 a. z6 Q2 n& u4 I3 e+ I
「でも、兄ちゃん!」micchi14.net" l& x5 J' r( f' J5 Z+ X
「いいな。絶対そう言うんだ。下手なこと言ったら、おめえの兄ちゃんたちも一緒に今すぐ町を追い出されちまうぞ。わかったな!」" v7 j" S- H5 e* D+ [/ H% e
寿受主义——爱就是给他全部!5 T: I% a3 G2 \* }8 k2 R( q% O
富王丸は顔をくしゃくしゃにしながら頷いた。リョータが皮袋を手渡して背中を押すと、富王丸はとぼとぼと山を下り始めた。リョータの言った通り、足元には栗や椎の実が落ちていた。富王丸はそれを拾っては皮袋に入れながら歩いた。
1 t0 |7 x1 G9 W4 Y/ D & e+ P  o8 k4 J: W
 水を汲みに行った富王丸が帰ってこないので、吉王丸と三井は躍起になって探していた。松平家の者に連れ去られたのではないかと思うと、三井の心臓は縮み上がった。
8 z7 o" Z& q* b8 M# p5 n* c9 q 飴屋の小僧が「狸に攫われたらしい」と言いに来て、三井は正直面食らった。町の端から端まで、果ては田んぼの水路の中まで探して、治りかけていた三井の足はまた痛み始めたが、そんなことを構ってはいられなかった。3 Y! \0 L2 i/ V2 d, R# I6 l0 d9 H
 西の空が茜に染まる頃、富王丸が帰ってきた。手にした皮袋には、口が閉まらないほど大量の木の実が入っていた。町の者が何を聞いても、富王丸はぐすぐすとしゃくりあげるばかりで何も答えなかったが、兄達だけになると大声で泣き出し、朝からの出来事を話した。三井は溜息を吐き、吉王丸は驚いた。micchi14.net1 ~+ G: F2 |$ K4 v6 d9 v5 B
 疲れ果てた富王丸が眠った後、三井はじっと何かを考えていた。富王丸の右手には、大きな栗の実がしっかりと握り締められていた。# M% b1 B+ y4 T) N! e* y$ k

) r4 _8 a3 l* s9 B$ s  Smicchi14.netTBC

TOP

青刃(中)micchi14.net' v: C  r' f& a( w' |0 j
2 \8 i* j0 S8 F: S3 o% V
看到三井光靠自己已经走不了路的模样,在家里等着他的弟弟们大吃一惊。二弟慌慌张张地就要铺床,三井笑说那也太夸张了。名字叫做吉王丸的这位少年表现得非常懂事,听哥哥讲了大概经过以后,立刻给全身沾满泥泞的他拿出干净的替换衣物来,也给良太准备了干净手巾和热水。良太站在家门口不打算入内,吉王丸说道:
8 A' g7 f, c6 z- W: Vmicchi14.net“今天多亏您救了家兄,我们绝不能一句道谢都没有就让您这样回去的。请进屋来用热水吧。”/ B8 x0 l6 h- _9 m3 [7 A
吉王丸对良太完全是用对待长辈的态度,甚至还用了敬语,他大概并不明白自己披着的头巾是什么意思吧,良太想着,瞥了三井一眼。寿受主义——爱就是给他全部!. ^& o# k7 Y+ A: Q8 H
三井已经换过衣服,用提桶里的热水洗好了脸,满面清爽地说道:“吉王丸说的没错。快点进来啦,水都要冷掉了。”
: g7 b6 C- h# n. y这是有其兄必有其弟啊,良太总算明白了。8 G/ T8 m7 B  |6 N
“那就打扰了。”他跨过门口踏入没铺地板的房间,用吉王丸送上的热水洗了脸,再洗掉手脚上的泥。这时最小的弟弟看到了背篓里的东西,欢呼起来:
5 S; S# s. y1 c4 n8 p. \" I% D“好棒!全都是吃的!还有蘑菇和鱼,看上去好好吃!”2 v% i+ R: O& p$ s) K  V# A+ k
看着欢呼雀跃紧紧抓住岩鱼的富王丸,吉王丸对三井说道:“大哥,你又做了很乱来的事情吧?”
3 |& D. c, y1 r! \, W3 Y# b在弟弟的搀扶下坐到木地板上,三井一手揉着扭伤的脚,一手挠头:“呃,说来挺难为情的,不过这些东西全都是这位良太弄来的啦,之前的瓜和豌豆也是。”micchi14.net; B- q9 O9 V/ p9 f5 B
两位弟弟吃了一惊,异口同声地向他道谢:
& H2 j% h- A" Z. B6 y$ @“是这样吗!真是多谢您了。”
: S$ _8 v  b1 K6 ?“非常感谢。瓜很好吃哦!”
6 k8 W( E: D$ i  N+ V良太慌得几乎退出房去:“什么啊,拜托饶了我吧,可受不起呢。要是其他的武家人,可能就直接骂一句‘别瞧不起人了’砍掉我的脑袋了啊。真的是太奇怪了,你们几个。”micchi14.net! z% s/ y, U6 o
三井兄弟们迷惑不解地对视了几眼。看着他们的样子,良太不由得笑了出来。
" }) M1 \9 S6 J1 h0 f- _8 Y不太明白究竟有什么好笑,吉王丸转换了话题:“不过伤成这样,这阵子哥哥就不能做事了吧?换我去割马草吧。”寿受主义——爱就是给他全部!, a* D+ _9 W& X( z7 I! c2 h
三井皱起眉:“但是你还不怎么会用长柄镰吧,只用普通手镰的话,根本割不了多少的。”
0 ]4 M+ g) W$ q5 t: }# A* S% {“是吗……那至少可以上山……”7 _1 u% q% y: l* E# B% s
“那也很危险。我都已经这副德性了,你去的话,一下子就会迷路的啦。”
4 Q4 A* T/ D3 F( j) x9 n% `“可是……”
" U9 Y& Z# a; @  j吉王丸沉默地垂下头,三井也抱起胳膊沉思着。年纪最小的富王丸来来回回地看着他们两人。终于,三井要开口说话了。寿受主义——爱就是给他全部!0 _- t/ s' _+ j- _' g
“不要紧啦。”良太朝着吉王丸微笑,“三井兄的伤完全恢复之前,我会给你们送河鱼和野菜过来的啦。”
5 N& F& m7 [; G7 L“可是良太哥,我们没有钱来买那些鱼和野菜啊。”
% N5 I% D1 Y4 t4 x" amicchi14.net良太笑着摇头:“那种事情不用在意啦。我本来也没打算收钱。要相信你们大哥和我的友情嘛。”  @: c! s) t; E9 J  W; s
“太谢谢您了。”
; q% M: G9 O' P* T  D7 Q, S8 p吉王丸郑重地低下头去。最小的富王丸也跟着学样。三井投来很是过意不去的眼神,说道:“麻烦你了。”- b/ }7 c% r8 @/ S
“没什么的啦。那么,回头见。”3 Q) t  s, }4 n
良太笑着走出了三井的家。离开门口的时候,又不得不严严实实地蒙上了头巾。【译注:因为良太的身份是贱民,不能在平民面前露出脸。】6 h. `8 ^$ A3 N! p8 s9 ~, U3 ?
7 ~8 X4 B. Z4 ^
3 W$ l( {8 @0 `( @, A
这天以后,良太每天都会来三井家。带来的东西既有野蒜、零余子、韭菜、瓜、岩鱼、山女鱼之类,也有拧断了脖子的野鸡或者山鸠。不管哪种都是长得特别好的类型,所以三井家的餐桌几乎变得和父母还在的时候一样丰盛了。
8 G$ w# z% I& L( f( b寿受主义——爱就是给他全部!然而良太来的时候一定是趁着四下无人,有时直到太阳都落山了他才出现。把食材放在地上,再把生姜和马铃薯研磨了,给三井的脚上用湿布敷好,交谈个三言两语就立刻回到山里去。富王丸他们有时会问他怎么抓岩鱼,他也只是大概讲一下步骤,然后丢下一句“其他的下次再说”,就离开回去了。( f  A; [7 f4 `& c( D  ~
这样过了一星期左右,三井脚上的肿差不多都消了,也几乎再感觉不到一点疼痛,然而良太和吉王丸都一直严厉地跟他说不准乱来,所以还是把吃饭的事情都交给良太,自己只是做一点家事而已。! @: o; j- t# P0 l
1 _8 U$ {+ M! W- U4 P( r& U
这一天,河边磨粉的老大爷来说,去帮他磨年糕粉的话就分他们一点大米,于是两个弟弟午后就过去帮忙磨粉了。如今眼看着已经是黄昏,快该回来了吧,三井打算先把良太拿来的猿梨用井水湃一湃,于是抱着提桶到门口稍微张望了一下。0 Y7 h  B, l# w+ x3 Q6 n
右边的街道那边,传来四五个男人说话的声音,三井转脸一看,立刻慌张地缩回了家里。背上有冷汗滚落。那几个男人都穿着窄袖便服和裤裙,腰上挂着长刀。三井认识其中的两个。他们前行的方向,正是磨粉大爷水车小屋的那边。
, M9 G7 R2 M  T# c6 ^2 @(吉王丸他们不会迎面撞上就好了……)
3 t6 T& \5 j0 e- C( M三井咬紧了唇。在门后目送着男人们的身影远去,然后拿起放在里面房间的刀来到外面的街上。他紧紧握着刀,窥伺着那些男人离开的方向。& ^$ [2 Q5 Y' n. L
“卖弓弦啦~卖弓弦啦~”7 e' ]6 ?" x8 o8 A+ M8 R  u8 C
他听到了悠闲的卖弓弦的吆喝声。不会听错,是良太的声音。从连接着三根山的道路上,良太的声音慢慢地朝向这边靠近了。怎么偏偏挑这个时候?!三井焦躁起来。
( h* E( o0 m" a* I$ ?7 J- u良太斜向沿着和三井藏身处隔了一条街道的,略略靠南的小路走了过来。街道继续向南就是老大爷的水车小屋,吉王丸和富王丸应该就在那边。
1 Q9 X+ X& P9 Q& ]3 ~) S突然,响起了小孩子的哭叫声。然后就是比发出哭声的孩子稍长一点的小孩怒声斥责着什么,还有好几个男人的怒吼。  V  @" ^) ~3 ], {1 A# e
“卖弓弦啦~卖弓弦啦~”5 R0 O# u5 d- B2 ^4 ?$ N9 z
良太的声音听起来还是那么的悠闲。吉王丸和富王丸哭着跑过来。稍远一些的地方,刚才那几个男人追在后面。他们的身上全都是面粉,想必是吉王丸朝着他们撒上去的吧。3 [: ^: o, J  P
斜向的小路里,出现了良太的身影。三井眼看着他把吉王丸和富王丸抱进小路,一手捂住富王丸的嘴,另一只空着的手从怀中摸出两片灌木叶抵在唇边,叽里咕噜地诵念着什么,然后踢倒放在边上的鸟笼,把灌木叶子插在了笼子里两只鸡的背上。
' k5 A/ B4 I0 a- c  k, }鸡发出尖锐的鸣叫,顺着街道向北跑去。之前追着弟弟的男人们已经迫近了良太他们所在的地方。三井的背上流下冰冷的汗。
8 ^9 P: j0 V' U, B; F- S“站住!小子!!”
2 s5 O- S8 L) m! R( i! }“妈的!臭小鬼跑得真快啊!”7 C- x1 M) l+ p; [
“主公大人的仇人!”0 G: r% j" Y  V) ~% b
三井看着眼前奇妙的情景。, Q7 P  l1 T5 T" U/ p/ F: l
追着两个弟弟而来的男人们口中发出这样那样的叫嚷,又追着从笼子里放出来的鸡跑去了。鸡咯咯咯地叫着飞跑,男人们跟在后面远去,这时,良太的吆喝声又起来了:/ J, _9 }, T9 O0 t3 [9 j, ]
“卖弓弦啦~~~卖弓弦啦~~~~~”micchi14.net: L0 j) k& V( P
“什么卖弓弦啊!刚才那是怎么回事!”
( v- z  Y" h5 R" P1 b2 t寿受主义——爱就是给他全部!蹙着眉头想要质问良太,三井不留神用力踏下了左脚。9 {4 o+ X' l( R: J1 U
“啊!好痛好痛痛痛痛……”寿受主义——爱就是给他全部!6 A) ~/ B; K; w# K
拄着抵在地面上的刀,三井一点点地蹲了下去,良太看着他叹一口气,又无奈地啧声。事到如今,他也不说“真是会麻烦人啊”这种话了。良太从左边支着三井的身体扶他站起来,另只手按着富王丸的后背,小心留意着周围的动静进了三井的家。5 {, }: h  C  q' V
把三井的身体粗暴地扔到地板上,又嘭地一声关上大门,良太冲着倒在地上的三井恶声恶气地开口:“我还想问你是怎么回事呢!那帮家伙到底是什么人?为什么要追这两个孩子?”) C1 k# w3 {. B9 ]# Q" T( L7 A
“你是怎么知道他们会被人追的?”
$ x  b4 M# F) Q! V8 H" |- d“那种事情有什么关系啊!你回答我的问题!”) R8 M1 |. i; r
三井的气势弱下来,他挠挠脑袋,坐起身体,在地板上盘起腿来,朝惴惴不安地看着两位兄长争吵的弟弟们招招手,又朝良太指指地板,要他也坐下。良太板着脸,把带来的东西放在外间地上,然后踩上地板也盘腿坐下。
# y& q& w  p: e6 v8 j“那些家伙,是以前的冈崎城主•松平广忠的家臣。”0 J" t3 d* A- I: ]
“三河的主公吗!那为什么要追你们?”
5 A+ R$ N, y! d  u6 U5 bmicchi14.net“我们的父亲,是仕奉广濑领主佐久间九郎左卫门大人的忍者。五年前,松平广忠公被人暗杀你是知道的吧?”2 r/ ?( z0 l' M' T; u
“难道是……”  h1 r7 y, k  v, V% j- A
“不错,那正是我们的父亲做的。他奉佐久间大人的命令,以冈崎地侍的身份潜入了内城。虽然成功地杀掉了城主,可这整件事之后却败露了。佐久间大人被灭,我们一家也不断遭到追杀。父母和姐姐都被杀死了。我带着当时还是婴儿的这两个小子一直不停地逃啊逃啊……来到这里以后倒是活得意外地安稳。”8 f) U& }# h+ M2 p- e" f
三井挠挠头。良太依然看似傲慢地嘟着嘴,细细的眉却担忧地拧起来:“安稳什么的,这里可是三河啊,就在冈崎城的眼皮子底下啊。”
$ m# Q/ g* s% t1 k: @0 K寿受主义——爱就是给他全部!“嗯,也对啦。不过现在城里的人是今川氏,嫡子元康在骏府嘛,所以我想这里反而会很安全呢。虽然是这种破破烂烂的房子,可是总算有个能避风雨的地方,也认识了个把朋友,而且总还能设法填饱肚子……”
3 x! b, Q  P5 \三井皱着眉俯下身去,“对不住啊,一直都没告诉你。我们这样四处被人追杀的身份,还给你添了这么多麻烦,真的是十分抱歉。”, g2 Y( q# N# N4 D" O# S" z
“不,没什么,对我这种最底层的人来说,那些事情都没关系啦。”
4 Q  l: W- i% V' e5 q. P% {micchi14.net良太缩着肩膀回答。然后这次三井发问了:“话说回来,你那是怎么回事?为什么那帮家伙会追着鸡跑去的?”
% B" u$ e# _) v* V良太的视线有些游移:“哦,那个啊。我拜托了鸡啊,让它们暂时做替身逃跑一阵子。”寿受主义——爱就是给他全部!( K4 B/ x5 O9 I' C0 _0 L9 K
“你说拜托?你以为这种说辞我会相信吗!”4 u3 ^' q* o8 V5 F* P' c, v
“是真的啦!那个,嗯,简单地说就是一种障眼法啦。只不过那种程度的很快就会失效。这会儿他们应该已经发现自己追的是鸡了吧。”
5 M4 a5 Q: F: q; l  E- ~「为什么你会使用这种妖法一样的东西?」
& C6 I% M1 R' J" R0 ^4 nmicchi14.net三井本想继续追问,可是看着良太的嘴角挂起一丝淡淡的笑意,那神情有些异常的脆弱,于是话到嘴边又咽了回去。
7 S7 _, M. q5 |8 L! ~反倒是一直沉默着的吉王丸开口了:“那个……不管怎么说,真的是太谢谢了。要是良太哥你没来的话,我们不知道会怎样呢。”
" ]! d3 {. U' q* l6 c1 S寿受主义——爱就是给他全部!“谢谢你,良太哥!”micchi14.net/ _- B  ^! x5 x* K; \
富王丸也笑嘻嘻地靠了过来,向良太致谢。良太把手搁在富王丸的脑袋上,朝着两人笑道:“真是的,和当哥哥的完全不一样,好懂事的弟弟啊。你也是的,脚还没完全好呢,自己注意下啦。”- k3 {0 s/ h. c7 D* q" o/ N7 v
良太说着站起身来,拿起了放在外间地上装着弓弦的桶,用头巾蒙住脸。
/ w( k7 F' B+ f: L7 Y, K0 y“对不住啦。”1 [2 D8 p/ I3 W! l: v! V+ w/ ?
说不清究竟是对什么表示抱歉,三井怄气似地说道。; c  q' c& g7 N, Y
良太在头巾里笑出了声:“那么再见啦。”说着走了出去。
! h; s# d. O6 k9 @3 U9 S! S+ t寿受主义——爱就是给他全部!三井从门口向外张一眼,走远了的良太的脚边,之前那两只鸡已经回来了,喉咙里咯咯咯地叫着,正啄食地面上的虫子。寿受主义——爱就是给他全部!( c$ Y4 L4 ]1 g: E7 _( N: N( [0 n
“那家伙,到底是什么人啊。”micchi14.net  {! i4 {5 B( ~+ E* K. U8 h
三井再度困惑起来。7 w& B6 L+ p- y0 N; r/ @% O
良太之前放过东西的地方,留下了大把新鲜干净的木莓。micchi14.net3 ?. y8 d! D/ A# y7 D0 L8 O

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) c" P, K% Y: t8 Ymicchi14.net那之后,仅仅过了几天。富王丸去长屋的井里汲水时,发现墙根的阴影里有一只面孔可爱、拖着毛茸茸尾巴的动物正在看着他。
* W3 g8 @! A1 s0 q3 }1 s“啊,狸猫!”
, A1 b4 Q, B4 Y8 lmicchi14.net狸一直静静地盯着富王丸,于是他想,是不是想要喝水呢,就朝着狸笑嘻嘻地开口道:“是口渴了吗?稍微等下哦,我给你弄冷水喝。”
' f6 |! W* y; @: J寿受主义——爱就是给他全部!说着把吊桶放下井口,再把打上来的水倒进提桶,伸向狸的面前:“喏,喝吧,是水哦。”5 X' P1 v  u' T& O' B# v
狸慢吞吞地朝着富王丸靠近过来,然后突然动了动耳朵,飞快地转过身跑掉了。
! ~% S0 x1 i& U) F“啊!怎么了?等等!”
( A7 }- m2 R/ i3 _富王丸追着狸跑了出去。micchi14.net" d7 U. B7 t6 g/ b6 c9 J; }9 P
狸穿过街道又窜过小路,一步不停地飞跑。
/ M; v, }6 [7 Y  y- L  S8 l寿受主义——爱就是给他全部!“等等,等等啦!”' `3 K# y* y, t/ p- I' H; y
富王丸气喘吁吁地拼命追在后面。
" B% W- o; y, J: I& K跑到了町的外面,狸突然停下脚步。前方,拥着一堵人墙,大人小孩都有,大概十四五人的样子。狸好像要从人墙的外侧绕过去一样,慢慢地移动着。
9 M9 Y  O2 Q8 N1 i- D到底出什么事了?富王丸也好奇地朝着人墙靠近过去。
2 k/ s7 z1 g* p* r+ G" R% `“狸猫附身的家伙!你来町里是做什么坏事的!”! @1 K' O! i/ l5 z# N& `/ m
“快现出原形来,附身的狸猫!”3 {, e4 E3 d$ Z( w5 K* X6 A& A' F
“作兵卫的儿子失踪不见了也是你作怪吧!”/ v( B% q, i8 G% {9 e& D9 o6 f
“妖怪狸!”
1 J! ~3 \, F: b- k& T3 r4 t七嘴八舌发出斥责的人们面前,良太站在那里。他低垂下戴着头巾的脑袋,一言不发承受着人们的咒骂。
& Z9 G/ U$ i& M1 {1 D富王丸之前追赶的狸唰地一下蹭到了良太的脚边。
/ L3 T( F0 u, a" _. \& A$ I“快看啊,伙伴出现了这不是吗。快现出原形来吧,臭狸猫!”
- C- v# p  e. |) U0 C0 B“立刻滚回山里去!”. H3 ]: u# n: t5 O; h9 z
人们从脚下捡起石头,朝着良太和狸丢过去。富王丸大吃一惊:9 J: F0 }; l( v. d
“住手!你们做什么!良太哥他……”
- l  N* t2 B2 N( F: `& ]$ @0 r看到摇摇晃晃出现在人群之前的富王丸,这次轮到了良太大吃一惊。扔向他的石头有一块砸到了富王丸脸上。良太抱起富王丸朝向山里奔跑,狸也跟在他的身后。
4 U+ f) C, _5 b8 u* b/ L. B3 e" _8 i0 M“逃跑了啊!”8 f7 O( ~9 S- y5 R; ]& m% T
“狸猫逃跑了!”
4 D& q3 I" Y+ [0 h% a/ e& o5 C“抓走了一个小孩子啊!”. x2 h- J/ W3 q7 P: y6 \1 {
人群追在后面,然而每天都在山里进出的良太速度很快,他们根本赶不上。没过多久,良太的身影就看不见了。
2 H' t. P% t7 u2 H那家伙果然不是人类啊。人们互相发出这样的感叹。- |2 k. i! f) x, d! t+ }. ^( Q

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跑到了一条山溪前面,良太终于停下脚步,把富王丸从手上放下来。他用竹筒从山溪里汲出清水,喂富王丸喝下去,再从头上解下头巾,浸湿了水给他敷在之前被石头打中的眼角。
1 w" ?5 j& Q9 n- U. U9 |( p“很痛吧?对不起啊,把你也连累了。”+ Z5 `1 N% q. X/ a
对着道歉的良太,富王丸的表情像要哭出来,一边还摇着头:“良太哥没有错啦。哥哥才不是狸猫。”; e. K) |% S: K
良太点头:“嗯,我不是狸猫。不过,以后不要再和我来往了。”micchi14.net; s" {% w; d9 m6 j' s% p
富王丸小小的脸皱起来,追问:“为什么?”# N$ j3 M8 t6 R5 l4 J3 l
良太温柔地擦拭着富王丸的伤,回答道:“因为,可能又会和这次一样的受伤啊。你哥哥的伤已经全好了,我再也不会去你家里了。”
* T' |# a( ^& S寿受主义——爱就是给他全部!“诶诶?”; E" M7 _% a9 C  P+ j: i  X
富王丸吃了一惊。寿受主义——爱就是给他全部!+ ~$ S+ u& a  D# N& y; e) g
良太跳进河里,教他怎么抓鱼。设圈套的方法,山女鱼落入圈套时的情况,全都仔细地讲给他听了,然后才回到岸上,忽然看了一眼上方。那里,一只大大的山翠鸟正专注地望着这边。
1 v1 l; E5 d( z; F6 E) q良太伸出右手的食指和中指举在嘴边,口中喃喃诵念起什么,然后用两根手指指向山翠鸟。山翠鸟飞了起来,发出kyara kyara的叫声。良太牵着富王丸的手,带他一直走到山路上。
+ V. M: y% _8 f7 K' S2 _“记住哦,沿着这条路笔直地朝下走就是吉良町了。为了不迷路,路边的树木都有掉果实,你一边捡果实一边走就好了。回去以后,如果别人问起来,你就这么回答:‘被狸猫弄昏以后抓到山里去了,醒来的时候就只有自己一个人,然后一个劲儿地走啊走啊就到了町外’,记住了吗?”
. {) u! @4 n8 L“可是,哥哥!”
' t" N, @) k& f1 ?. y“记住了,一定要这么说!万一说错的话,连你的哥哥们都会被马上赶出吉良町的,知不知道!”3 _1 N) d7 {0 R0 Y5 B2 u# |
富王丸哭兮兮地皱着脸点头。良太把皮袋递给他,推着他的背让他快走,富王丸垂头丧气地开始下山。和良太说的一样,脚下落满了栗子和橡子。富王丸沿路捡起果实放进皮袋,不停地向下走。
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去汲水的富王丸一直都没有回来,吉王丸和三井着急地出门去找。一想到他会不会是被松平家的人抓走,三井就感到心脏紧缩成一团。micchi14.net. n' r  x4 i5 _9 v
听了饴糖店的小孩跑来说“好像是被狸猫抓走了”,三井着实不知所措。从町的这一头跑到那一头,最后连田埂间的水渠都找遍了,刚刚才痊愈的脚又开始痛起来,可是现在哪还能顾得上这个。
8 z) x# x* r8 Z# i/ R# ^西边的天空被暮色染红的时候,富王丸回来了。手上拿着的皮袋里装满了坚果,连口都扎不起来。不管町里的人问什么,富王丸都只管抽抽搭搭地哭,什么都不回答。直到只剩下自家哥哥了,他才大声地哭了起来,把早晨开始发生的事情说了一遍。三井叹着气,吉王丸则是大吃一惊。
. _4 X! e2 u2 P( Imicchi14.net精疲力竭的富王丸睡着了以后,三井静静地凝思着。富王丸的右手中,还紧紧抓着一颗大大的栗子。  r! n& o+ S0 z! V4 u  D9 G2 C

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: G; e  G  ]2 @" n2 y# d5 jmicchi14.netTBC* I* I+ ?7 g1 S: s

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. r% T; A! C: w4 B& _5 ](二)也更新了,于是友情提示一下(因为大概很多读者看不到牌面)。本文的主题是【妖刀】,关键词是【魔性】和【切腹】。那么,敬请期待第三章~~~~~

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9 F/ M8 r% O9 O% q) ]8 Smicchi14.net本帖最后由 飞筝 于 2012-10-6 21:10 编辑
燕草秦桑叠碎影,斜阳飞筝舞流光

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